迷走人事

迷走人事 (角川文庫)

経済小説、というんですかね、こういうの。
普通なら手を出さない分野だけど、もらったので読んでみた。
美人で有能なOLの仕事と恋愛に、大企業のゴタゴタを絡めて描いた小説です。
それなりに楽しんで読めたけど、
主人公OLの言葉遣いや行動が、ちょっと古臭いのが気になって仕方なかった。
舞台設定がたった10年前なのに、この言葉遣いはなさすぎ。
行動（特に男性に対して）も、古い昭和の女という感じで・・・。
男性陣がやたら女性陣の魅力にこだわるのも、時代遅れ感・・・。
そういうのを我慢すれば、面白く読めました。




本筋とはそれるかもしれないけど、
あまり親しくない女性に夢中になって、フラれてもフラれてもアタックを繰り返すのって、
一途な恋心だと、ほほえましく思えるものでしょうか。
友人関係が長いとかならともかく、相手のことをあまり知らない場合、
勝手に理想像を作りあげてる可能性があると思う。
見た目が美人、優しそう、そんなとこだけで理想を作りあげて、
アタックが成功していざ付き合いだしたら幻滅・・・なんてこともあるのでは。
あまりに熱烈アタックしすぎる登場人物がいたもので、気になりました。






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