その日暮らし

精神的その日暮らし

敬老バトル

携帯に電話がかかってきたので見ると、祖母の携帯からでした。
敬老の日の贈り物が届いて、そのお礼だろうと推測しましたが、
正直「ヤバイ」と思いました。
耳が遠い人との電話は収拾がつかなくなると、体験済みだからです。
例えるなら、テレビで遠方と中継をつないだ時、
言葉が伝わるのにタイムラグがあるため、
変な間ができたり、双方の言葉がかぶったり、会話がかみ合わなかったりするじゃないですか。
あれです。





(例)
祖母『敬老の日のプレゼントどうもありがとう』
私 「いえいえ。ばあちゃんチョコレート好きじゃろ。だか」
祖母『(私の言葉にかぶせて)おばあちゃんチョコレート大好きなのよ。嬉しいわ』
私 「知っとるよ。じゃけえチョコレートにしたんよ」
祖母『え?』
私 「え?」
祖母『え?』
私 「だから、ばあちゃんチョコが好きじゃけえ喜んでく」
祖母『(私の言葉にかぶせて)みんなで美味しく頂きますからね』
私 「うんうん。食べてください」
祖母『え?』
私 「食べてください」
祖母『え?』
私 「食べてください」
祖母『え?』
私 「もういいよ。大したことは言ってな」
祖母『(私の言葉にかぶせて)本当にお菓子をありがとうね。旦那様にもよろしくお伝えください』
私 「伝えとくよ」
祖母『え?』
私 「伝えとくよ」
祖母『え?』
私 「もう会話にならんけえ、電話切るよ」
祖母『え?』
私 「電話切るよ!」
祖母『ごめんなさいね。おばあちゃん耳が遠いものだから』
私 「それはよく知ってる。電話切」
祖母『(私の言葉にかぶせて)ごめんなさいね、年寄りで』
私 「分かったから。でーんーわーきーるーよ」
祖母『え?』





という感じで電話も切れなくなるので、「ヤバイ」と思ったのです。
どうしても収拾つかなくなったら一方的に電話を切ろうと思いつつ(ひどい)、出ました。
結果。
びっくりするほどスムーズな会話が行われました。
理由その1。
祖母からかけてきた電話であるため、祖母は心の準備ができていた。
理由その2。
私の方が工夫をした。
すなわち、「うん」「そうだね」など簡単な返事しか返さなかった。
祖母が言いたいことを言い、私が短い返事しか返さなければ、
祖母は私の言葉を聞き取りやすくなるので、
スムーズに会話し、スムーズに電話を切ることができるらしい。
なるほど、これがコツか。
もし来年もあれば(あれば・・・)、次に生かそう。






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