その日暮らし

精神的その日暮らし

病室で念仏を唱えないでください(前編)

先日ネットでたまたま、あるドラマのタイトルを目にしました。
『病室で念仏を唱えないでください』
というもの。漫画が原作らしい。
ドラマは2年前の今頃やっていたようです。
当時はふーんという感じで、興味なかったのですが、
このたびタイトルを目にした時、
「本当におったぞ!!こういう奴!!」
記憶が蘇り、笑ってしまった。

 

こちらの作品は、主人公が僧侶でもあり医者でもあるという設定なので、
そういう人がいたわけではないですが。

 

手術当日は、一晩、ICUに泊まることになると言われていました。
救急患者など、危険な状態の人が入るところですね。
私の弟は、交通事故の後、長いことICUにいたなあ(病院は異なります)。
患者の家族しか入れず、石鹸の手洗い必須だった。
薬剤なのか何なのか、室内は変なニオイがしていた。
大部屋で、いかにも状態の悪そうな患者がたいぎそうに過ごしていた。
ベッドに座っている患者もいて、あんな状態でも一般病棟に移れないのかと、不思議であった。

 

あんなところに入るのか・・・。
嫌だなあ・・・。

 

実際入ったのは、ICUではなく、ICUに準ずる病棟でした。
大きくてきれいな個室で、廊下に面したところの壁は、上半分はすべて透明。
そりゃそうだ。危険な患者ばかりなんだから、状態がすぐに見れないとね。
扉はほぼずっと開いてました。
こっちとしても開いてる方が気が楽でした。
やることもなく、痛みで眠ることもできないので、
せめて廊下の外の、人間の動きを感じたかったのです。
そこにいる間は寝たきりだったので、まわりの様子はよく分からないのだけど、
部屋のすぐ外に、ナースステーションか何かがあったもよう。
看護師さんはたびたび様子を見に来てくれて、親切でテキパキしていて、
あたりは変なニオイもしませんでした。

 

なぜICUではなかったのだろう?
看護師さんに尋ねたら、
ICUはもっと状態の悪い人が入るんですよ。例えば血圧が安定していない患者さんとか。かもさんは、血圧が低いけど安定してますから」
以前も書きましたが、出血が多く、輸血ギリギリまで行ったわたくし。
その時はもちろん、まだ輸血の可能性がある状態でした。
体のあちこちに、針が刺さってたり、器具が取り付けられたりしてて、
どれか分からないけど、どれかで血圧が常に測定されていたらしい。
ぐっと体をそらして、枕もとを見上げると、怪しげなモニターがあり、
常に数字が動いていました。
どの数字が血圧かな?あれかな?
よく覚えてないけど、上が70台、下が40を切る感じだった気がする。
確かに低いけど、昔は上が80、下が40でも元気に動いてたからな・・・。

 

単に病床が足りなかったのかもしれないけど。

 

長くなってしまった。続きます。

 

 

 

 

 

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