中国パンダ外交史 (講談社選書メチエ) 作者:家永 真幸 講談社 Amazon 確かに中国のパンダ外交を見ていると、「巧妙な罠」に踊らされているように思える時がある。しかしそうではないのではないか？ということを、パンダ外交の歴史から読み解いていく本。清末…

ルビーが詰まった脚 作者:ジョーン・エイキン 東京創元社 Amazon ちょっと不気味で怖いお話の短編集。ファンタジー、なのかな。作者が大人向けのホラーも書いてるとあり、納得。語り口は柔らかいのに、得体の知れないものの存在にぞっとする。描く情景が独特…

『歯車』芥川龍之介 読書というか。短いので、暇な時間にさっと読みました。読んだ理由は、歯車とは、閃輝暗点の症状ではないかというので有名らしいから。 自殺の少し前に書いたものらしい。妄想がひどすぎて、これが作者が感じていたことをそのまま書いた…

歩道橋の魔術師 (河出文庫) 作者:呉明益 河出書房新社 Amazon 台湾に実際にあった「中華商場」を舞台に、1980年前後の少年少女たちの生活を描いた連作短編小説。 『中華商場は全部で八棟あり、それぞれ「忠」、「孝」、「仁」、「愛」、「信」、「義」、「和…