その日暮らし

精神的その日暮らし

2018-01-01から1年間の記事一覧

【読書】煉丹術の世界

煉丹術の世界ー不老不死への道 (あじあブックス080) 作者: 秋岡英行,垣内智之,加藤千恵 出版社/メーカー: 大修館書店 発売日: 2018/10/02 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 中国史で不老不死を願った人といえば、まず始皇帝が出てきますよね。不…

【読書】歴史の舞台 文明のさまざま

歴史の舞台―文明のさまざま (中公文庫) 作者: 司馬遼太郎 出版社/メーカー: 中央公論社 発売日: 1996/11/01 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (1件) を見る 様々な歴史や文化について、約40年前に書かれた文章を集めた本。エッセイというのは違う気がし…

クレーム半端ないって

職場でクレーム電話を取ってしまいました。普通のクレームではなく、八つ当たりクレーマーからの電話です。無茶な要求をしてくるやつです。私がうっかりな一言を口にしてしまったせいで、しつこくしつこく責め立ててくる。担当の人に後から電話させると言っ…

リアルおっさんずラブ!?

仕事帰りの相方が、開口一番、 「ヨシくん(近所の32歳イケメンパパ)に付き合ってほしいって言われた」 私「( ゚Д゚)!?告白されたの!?リアルおっさんずラブ!?」 実はヨシくんは自営業で、新商品を入れたので付き合いで買ってほしいということでした。な…

読書「バッタを倒しにアフリカへ」

バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書) 作者: 前野ウルド浩太郎 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2017/05/17 メディア: 新書 この商品を含むブログ (31件) を見る 「100万人の群衆の中から、この本の著者を簡単に見つけ出す方法がある。まずは、空が真っ黒…

祖母案件

実家に行った際、祖母の写真撮影会が始まりました。年賀状に載せる写真を撮るのです。遠くに住んでいて会えないきょうだい親戚や、古いお友達に出す年賀状には、最新の祖母の笑顔を見せるのが、一番の便りでしょう。きれいな服を着て、引き立てる小物(去年…

カモンベイビー・プロ野球♪

祖母「かもちゃん、ドラフト会議って、なあに?」私 「またまた~。一世紀近く野球大好きなばあちゃんが、知らないはずないでしょ~」 とはいえ誰でも、脳内回線が接続不良になることはあります。 私 「あのね、ドラフト会議っていうのはね」祖母「ええ」私 …

『イタリア広場』

イタリア広場 作者: アントニオタブッキ,Antonio Tabucchi,村松真理子 出版社/メーカー: 白水社 発売日: 2009/09/01 メディア: 単行本 クリック: 9回 この商品を含むブログ (8件) を見る 1860年代から1950年代までのイタリアを舞台に、ある一族三世代の生き…

歴史と視点

歴史と視点―私の雑記帖 (新潮文庫) 作者: 司馬遼太郎 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1980/05/27 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 27回 この商品を含むブログ (14件) を見る 昭和40年代(たぶん)に書かれた、エッセイ集的なもの。前半は、太平洋戦争…

草の花

草の花 (新潮文庫) 作者: 福永武彦 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1956/03/13 メディア: 文庫 購入: 7人 クリック: 108回 この商品を含むブログ (112件) を見る 戦後すぐのサナトリウム。「私」の同室には、病状が悪いにも関わらず、不思議な空気をまとう…

マルセロ・イン・ザ・リアルワールド

マルセロ・イン・ザ・リアルワールド (STAMP BOOKS)作者: フランシスコ・X.ストーク,千葉茂樹出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2013/03/23メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (14件) を見る発達障害を持つ17歳の少年・マルセロは、 望ま…

ヨーデル聞き放題

実家に泊まる時は、祖母の部屋の隣にある仏間で寝ます。 部屋の仕切りは、障子しかなく、 ほとんど同じ部屋のようなものです。 先日、その部屋で眠っていた時のこと。 夜中、草木も眠る丑三つ時。 どこかから奇妙な声が聞こえてきて、私は目が覚めました。 …

マザリング・サンデー

マザリング・サンデー (新潮クレスト・ブックス)作者: グレアム・スウィフト,真野泰出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2018/03/30メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (4件) を見るマザリング・サンデーとは、お金持ちのお屋敷で働くメイド…

94歳になりました

しばらくの間、原因不明で体調が悪かった祖母。 食欲もなく、常日頃から「食べられなくなったらおしまい」と皆で言ってるので、 これは本当に大丈夫か・・・? と心配に。 もうすぐ敬老の日なので、 例年通り、お取り寄せのプレゼントの注文を検討していた私…

十三の物語

十三の物語作者: スティーヴン・ミルハウザー,柴田元幸出版社/メーカー: 白水社発売日: 2018/06/19メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見るスティーヴン・ミルハウザーの最新作。 邦訳が、最新作ということですが。 13の作品が収められた短編集で…

キジも鳴かずば

ある日の夕方、窓を閉めようとしてふと見ると、 物干し竿の下に、何か大きめのものが落ちている。 なんとなく悪い予感がした。 小鳥の死骸か? 時々、ガラス窓に気づかず猛スピードでぶつかって、 死んでしまう小鳥がいるのだ。 (とても困ります) しかし、…

星の民のクリスマス

星の民のクリスマス作者: 古谷田奈月出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2013/11/22メディア: 単行本この商品を含むブログ (6件) を見るある歴史小説家が、4歳の娘のために、他愛ないお話を書いてプレゼントした。 父親の方はその物語をほとんど忘れていたが、 …

ひ孫との距離

妹の息子3歳。 少し前までは、曾祖母(私から見たら祖母)がお気に入りで、 曾祖母の部屋で並んでじっと絵本を読んでたりしてたのに、 今回帰省してきた際、苦手になってしまった。 だんだん成長して、いろいろ理解できるようになると、 曾祖母の言うことが…

真夏の夜の恐怖

数日前の夜中。 私はガタッという音で目が覚めました。 何の音だろう? 相方がトイレに行ったのか? 家の外で音が聞こえた気がしたけど・・・。 隣に目をやると、相方は寝ています。 と。 外をサクッ、サクッと歩く音が聞こえてきました。 暑いので寝室の窓…

こんな時ですがカープ行ってきました

カープの試合見に行ってきました。 こんな状況で野球観戦ってどうなんだろうとも思ったけど。 うしろめたさ。罪悪感。 行く途中のラジオで、同じような気持ちを投稿していた人がいた。 でも試合はあるし、チケットもあるし、交通手段もあるので、 行かないっ…

ねじの回転

ねじの回転 (新潮文庫)作者: ヘンリージェイムズ,Henry James,小川高義出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2017/08/27メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見るイギリスの田舎の古い屋敷を舞台に書かれた19世紀後半の小説。 田舎から出てきたばかりの若…

元乃隅稲成神社・後編

いろいろあって山口行ったことが去年のよう。 今更ですけど後編を書きました。 前編はこちら http://d.hatena.ne.jp/kamonegi1002/20180705/p1元乃隅稲成神社は、たどり着くまでの、 あの狭い狭い山道からは想像できないほど、 きちんと整備された観光地でし…

巡礼者たち

巡礼者たち (新潮文庫)作者: エリザベスギルバート,Elizabeth Gilbert,岩本正恵出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 5回この商品を含むブログ (22件) を見るカウボーイ、酒場の女主人、青果市場で働く男、さびれた村の…

元乃隅稲成神社・前編

最近ちらほら、元乃隅稲成神社がいいよ、と耳にしていました。 山口のガイドブックにも表紙に載っています。 “紺碧の海に続く朱色の鳥居”・・・と。 ステキじゃないか!行ってみよう! というわけで車を走らせました。 萩から長門まで30分くらい。 長門の町…

憂鬱な10か月

[rakuten:hmvjapan:16536107:detail] 「まだ若いとさえ言えず、生まれたばかりだとさえ言えないこのわたし」(本文より) つまり胎児であるわたしは、 人々の会話や、母親の聞くラジオを通して、 世界の多くの状況を知り、 複雑な政治情勢やワインや詩などに…

バットの芯とパスタの芯

※先に謝っておきます。中日ファンの方、すみません。 最近のカープ戦は、記憶から消すようにしているので、 5月に見に行った時の話でも。 試合開始前、私が席に行くと、 すでに親戚の皆さんが座っていました。 4歳の甥っ子にハイタッチしようとしたら、 彼が…

羊と鋼の森

羊と鋼の森 (文春文庫)作者: 宮下奈都出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2018/02/09メディア: 文庫この商品を含むブログ (21件) を見る高校生の外村はある日、ピアノの調律と運命的な出会いをした。 やがて彼は調律師となり、先輩たちやお客さんたちに叱咤激…

またカープと思うのは早計だ

よく晴れた日曜日の午後。 祖母は自分の部屋で、一人優雅にテレビを見ています。 どうやら野球を見ているもよう。 ああそういえば、今カープ中継やってるな。 きっとカープ見てるんだろうな。 と思いきや、 祖母が見ていたのはなんと、 東京六大学野球の早慶…

それ行けカープ〜砂かぶり編〜

今回の席は、念願の砂かぶり席!! 以前からこの席に座りたいと思ってたのだけど、 最初の頃は値段の高さがネックで、 最近ではチケットの入手困難さがネックで、 あきらめてました。 知人に感謝ッ・・・!! すごいー。 目の前に土ー。 GWに、高い位置に…

それ行けカープ〜紙花まつり編〜

一階の入口前には、 こちらもポルトガルの「紙花まつり」をモデルにした飾りが。 紙で作った2万個の花が、頭上にぱあっと広がる。 とにかく数が多いので圧倒されます。 この紙花エリアを抜けて、自分の席に着いてたら、 テレビ中継を見ていた実家の親からL…