その日暮らし

精神的その日暮らし

ねじの回転

ねじの回転 (新潮文庫)

ねじの回転 (新潮文庫)

イギリスの田舎の古い屋敷を舞台に書かれた19世紀後半の小説。
田舎から出てきたばかりの若い娘である“私”は、
古い屋敷で幼い兄妹の家庭教師をすることになった。
奇妙な条件が提示されたものの、子どもは可愛らしく、
“私”は張り切っていた。
しかしある日突然、幽霊が現れ、事態は悪い方向になだれ落ちていく・・・。



以前から読みたいと思っていて、
いざ読もうと紹介文を見たら、ホラー小説と書いてあるじゃないか。
少したじろいだが、昔の小説だから、さほど怖くないだろう・・・
と思って読んでみたら怖かった・・・。
設定から、ね。
古い屋敷、美しすぎる子どもたち、怪しい雇用条件、死の匂い・・・
いかにも怖そう。
(ちなみに表紙も怖いよね!)
でもホラーというよりはサスペンスではなかろうか。
幽霊の描写は、端的なわりに読者に恐ろしさが伝わるもので、
そのあたりはホラー的に怖いのだけど、
本当に怖いのは生身の人間かもしれないね・・・
(幽霊だって昔は生身の人間だったし)
というようなお話です。
面白かった。
何がどうなってるのか分かりにくくてもどかしいけど、
そこがこの小説の持ち味でもあるらしい。






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