その日暮らし

精神的その日暮らし

【読書】セブン・イヤーズ・イン・チベット

 

 

読書からしばらく遠ざかっていたため、
以前読んだもので、読みやすそうなものを再読。

 

ドイツ人登山家ハインリヒ・ハラーは、ヒマラヤ登山をしようとしていたところ、
ドイツとイギリスの間に戦争(第二次世界大戦)が起こったことにより、
インドの収容所に抑留されてしまう。
自由を求めて彼と仲間たちは脱走を繰り返し、ついに成功、
ヒマラヤの山中をあてもなくさまようこととなる。
真冬のヒマラヤで何度も死にかけた末、ついに彼は聖都ラサにたどりつく・・・

 

実体験を本人が書いた本です。映画にもなった。
先に書いた通り、再読です。映画ももちろん見たよ。
チベットのほぼ無人の山中をさまようところが、かなり丁寧に長く書かれており、
個人的にはそこが読み応えあり。
その後のラサの様子、宗教行事の描写、何よりも若きダライ・ラマとの交流、
そんなことも細かく書かれており、
この後まもなく失われてしまったチベットの文化習俗が、意外な形で残されることになったのでしょう。
大勢のチベット人が、心の底からダライ・ラマを信じきっている姿は、
想像が及ばない、ものすごいものがあった。
医療はほとんど受けられず(祈祷くらい)、
政治形態も腐敗しやすいもので、
ダライ・ラマの個人的な力と能力でなんとかうまくまわっているという感じだけど・・・
でもそれで長い年月やってきたのか。
ほんと、筆者も書いてるけど、歴代ダライ・ラマに暴君が出なくて良かったよね・・・。

 

どう考えても、あんな山の中に、
ポタラ宮のような壮麗な建物が建てられたって、すごすぎて理解できんよね・・・。
チベットは人々を惹きつけてやまない。
もう、ずいぶん変わってしまってから久しいのだろうけど。

 

 

 

 

↓↓広島ブログ、参加してます。一日一クリックお願いしま~す(^^)/
http://www.hiroshima-blog.com/wj.php?cd=01ix