その日暮らし

精神的その日暮らし

ヤンのいた島

ヤンのいた島

ヤンのいた島

久々に日本ファンタジーノベル大賞出身の本を。優秀賞だけど。






瞳子は生物学調査団の一員として、イシャナイという小さな島国に来た。
イシャナイに来ることは、彼女の夢だった。
イシャナイで、ダンボハナアルキという実在するかどうか分からない動物を見つけることが彼女の夢だった。
ダンボハナアルキのために、瞳子は調査団を抜け出して、一人ジャングルに踏み入る。
そして内戦の続くジャングルで、ヤンたちと出会う。
ヤンとは何者なのか。瞳子は、イシャナイはどうなってしまうのか・・・?






ファンタジーではあるけれども、現代世界のあり方に疑問をぶつける社会性の強い話でもありました。
ジャングルの描写が良いです。
豊かな生物相を持つ深いジャングルの、光や色や音が、ありありと感じられる。
瞳子がちょっと飛びすぎたキャラクターで、感情移入しにくかったのが残念だった。
あんた平和な日本で育った普通の日本人でしょー。
あそこでああいう風に行動するって、どんだけ考え無しなんだ。
ヤンかっこいい。
具体的な描写はそんなに多くないけど、かっこいいと思う。ドキドキしてくる。
・・・そう思わせられるところは、作者の上手い部分だと思います。






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