義父の本棚にあったので読んでみました。
シベリア鉄道は、昔からの憧れ。
なぜ憧れるようになったのかは覚えていない。
この筆者の書いたものでも読んだのだろうか?
ちなみに子どもの頃、この筆者が書いた子ども向けの本を超愛読してました。
スイスアルプス鉄道の本じゃなかったかなー。
イラストと文章で、繰り返し繰り返し車窓を満喫してました。
鉄道ものの著作で有名な(らしい)筆者が、
1982年の横浜からナホトカまでの船旅、
ナホトカからモスクワまでの鉄道旅の様子を、
軽快かつ詳細に描いた紀行本。
車窓の眺め、車内の様子。
簡潔だけれども眼前に光景がありありと広がります。
ありありすぎて、船旅のひどい揺れの描写では、自分まで酔ってしまいましたが・・・。
シベリア鉄道は、延々と風景が変わらず退屈みたいなことを、
子どもの頃読んだ記憶があるのだけど、
筆者はいろんなことに興味があって忙しく、充実していたようです。
(ということは、子どもの頃読んだのは、他の人が書いたものか)
シベリア鉄道の暖房は、古くさい石炭ストーブ。
技術的に電気暖房も可能だろうに、なぜこんな人手がかかるものを使うのか?
筆者は帰国後、専門家に尋ねました。
いわく、技術的には電気やスチーム暖房も可能である。
しかしもし停電したりパイプが切れたりしたらどうなるか?
他の国なら寒くて震えるだけですむが、
シベリアでは凍え死ぬ。
だから石炭ストーブが最も安全確実なのだそう。
・・・約40年前の旅なので、今はどうか知らないけど、
筆者も読者も、奥が深いのだなあと感心するのでした。
やっぱり憧れ~~~
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