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【読書】シベリア鉄道9400キロ

 

シベリア鉄道9400キロ (角川文庫 (6230))

シベリア鉄道9400キロ (角川文庫 (6230))

 

 
義父の本棚にあったので読んでみました。
シベリア鉄道は、昔からの憧れ。
なぜ憧れるようになったのかは覚えていない。
この筆者の書いたものでも読んだのだろうか?
ちなみに子どもの頃、この筆者が書いた子ども向けの本を超愛読してました。
スイスアルプス鉄道の本じゃなかったかなー。
イラストと文章で、繰り返し繰り返し車窓を満喫してました。

 

鉄道ものの著作で有名な(らしい)筆者が、
1982年の横浜からナホトカまでの船旅、

ナホトカからモスクワまでの鉄道旅の様子を、
軽快かつ詳細に描いた紀行本。
車窓の眺め、車内の様子。
簡潔だけれども眼前に光景がありありと広がります。
ありありすぎて、船旅のひどい揺れの描写では、自分まで酔ってしまいましたが・・・。
シベリア鉄道は、延々と風景が変わらず退屈みたいなことを、
子どもの頃読んだ記憶があるのだけど、
筆者はいろんなことに興味があって忙しく、充実していたようです。
(ということは、子どもの頃読んだのは、他の人が書いたものか)

 

シベリア鉄道の暖房は、古くさい石炭ストーブ。
技術的に電気暖房も可能だろうに、なぜこんな人手がかかるものを使うのか?
筆者は帰国後、専門家に尋ねました。
いわく、技術的には電気やスチーム暖房も可能である。
しかしもし停電したりパイプが切れたりしたらどうなるか?
他の国なら寒くて震えるだけですむが、
シベリアでは凍え死ぬ。
だから石炭ストーブが最も安全確実なのだそう。
・・・約40年前の旅なので、今はどうか知らないけど、
筆者も読者も、奥が深いのだなあと感心するのでした。

 

やっぱり憧れ~~~

 

 

 

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