その日暮らし

精神的その日暮らし

こんな時ですがカープ行ってきました

カープの試合見に行ってきました。
こんな状況で野球観戦ってどうなんだろうとも思ったけど。
うしろめたさ。罪悪感。
行く途中のラジオで、同じような気持ちを投稿していた人がいた。
でも試合はあるし、チケットもあるし、交通手段もあるので、
行かないっていうのもなあと思い。
行ってきました。
ちなみに先週の試合のチケット買ってた知人は、
豪雨災害直後のため中止になってました。



この日は、豪雨災害後、初めてのホームの試合。
試合前、選手の皆さんが募金に立ってました。
私たちも、募金してハイタッチしてもらおうと早めに行ったのだけど、
午後3時すぎの最も暑い時間に、炎天下に長蛇の列ができているのを目にして、
スタジアムに来るまでに、すでに暑さでバテていた私は、早々にあきらめました。
同行者は頑張って並び、募金してハイタッチしてもらってました。
いいなー。
募金は別途しますよ。もちろん。



この日の試合は黙祷で始まりました。
選手も観客も全員が起立し、黙祷。
大勢の人で埋まったスタジアムが、しーんとなりました。
旗はすべて半旗。
トランペットなどの鳴り物はなし。
そのため、ファンの歌声や、応援の叫びが、とてもよく聞こえました。
みんな声大きいなあ。

こんな席で見ました。
外野砂かぶり席
視界が網に遮られて、地下牢みたいな席かな・・・と思っていたけど、
椅子の座り心地は良いし、
こんな暑い日に直射日光が遮られ、風がよく通る。
なんたってトイレが近い!ほぼ専用。
まあまあの席でした。
ただ、電光掲示板がまったく見えないので、
今の点差はもちろん、ボール・ストライク・アウトの数も分からない。
これは非常に不便でした。
ずっとスマホで調べ続けるわけにもいかないし。
席の後ろも網になっていて、網の向こうはスタジアムの外の歩道。
そのため、網の向こうにチケットを持たない大勢のファンが立ち見をしてました。
試合開始から最後まで4時間いた人も。
歩道の向こうは車道で、その向こうにはJRの線路。
今のところ動いているわずかな電車が、時々走っていくのが見えました。
(現在、広島のほとんどのJRは止まっています)

目の前にはこのような壁があります。
手前は大きな扉になっており、時々ゴゴゴッと開いて、いろんなものが出てきます。
ある時は“赤い”きつねの宣伝カー。
ある時は、7回に飛ばした風船を回収するための大勢のスタッフ。
ある時は、なんか動く乗り物に乗って、猛スピードでスラィリーが飛び出してきた。
屋根のあるこの席では、風船が飛ばせないので、
上から赤い風船が落ちてくるのをきれいだなーと眺め、
スタッフが目の前で懸命に風船を拾うのを大変そうだなーと眺めてました。



電車はほとんど止まり、道路状況も悪いためバスもあちこち止まってると聞いてます。
チケットを持っているのに来れないという方もいたでしょう。
そんな中でスタジアムを埋め尽くした赤いファンたち。
少しでも早く、元の生活が戻りますように。






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ねじの回転

ねじの回転 (新潮文庫)

ねじの回転 (新潮文庫)

イギリスの田舎の古い屋敷を舞台に書かれた19世紀後半の小説。
田舎から出てきたばかりの若い娘である“私”は、
古い屋敷で幼い兄妹の家庭教師をすることになった。
奇妙な条件が提示されたものの、子どもは可愛らしく、
“私”は張り切っていた。
しかしある日突然、幽霊が現れ、事態は悪い方向になだれ落ちていく・・・。



以前から読みたいと思っていて、
いざ読もうと紹介文を見たら、ホラー小説と書いてあるじゃないか。
少したじろいだが、昔の小説だから、さほど怖くないだろう・・・
と思って読んでみたら怖かった・・・。
設定から、ね。
古い屋敷、美しすぎる子どもたち、怪しい雇用条件、死の匂い・・・
いかにも怖そう。
(ちなみに表紙も怖いよね!)
でもホラーというよりはサスペンスではなかろうか。
幽霊の描写は、端的なわりに読者に恐ろしさが伝わるもので、
そのあたりはホラー的に怖いのだけど、
本当に怖いのは生身の人間かもしれないね・・・
(幽霊だって昔は生身の人間だったし)
というようなお話です。
面白かった。
何がどうなってるのか分かりにくくてもどかしいけど、
そこがこの小説の持ち味でもあるらしい。






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元乃隅稲成神社・後編

いろいろあって山口行ったことが去年のよう。
今更ですけど後編を書きました。
前編はこちら
http://d.hatena.ne.jp/kamonegi1002/20180705/p1



元乃隅稲成神社は、たどり着くまでの、
あの狭い狭い山道からは想像できないほど、
きちんと整備された観光地でした。
観光バスが何台も泊まり、大勢の観光客がいた。
このバス、みんなあの道を通ってきたのか。すごいな。
ここで働く人は、毎日あのひどい道を通うんかなあ。


わお!!
期待を裏切らない、まさに“紺碧の海に続く朱色の鳥居”!!
ウキウキでさっそく鳥居の道に飛びこんだのですが、
意外と傾斜がきつく、ゆっくり歩かないと危ない。


これ、下り道。
下り切って最後の鳥居をくぐったら、振り向いてもまたすばらしい眺め。
あれ?写真がないぞ。



先の岩場まで歩きます。
中国人観光客がいたので、こっそり会話をリスニング。
どうやってここまで来たんだろう?団体バス?
個人のレンタカーで、あの狭い山道を来たんだとしたら根性あるわー。

岩場と紺碧の海。
少し高い岩場もあるんだけど、
滑って落ちたら日本海にドボンだよね・・・な、
首筋がゾッとするような自己責任の世界だったので、
そちらには行きませんでした。


下りが急傾斜ということは、上りも急傾斜ということで・・・。
帰りは結構な坂道でしたよ。
暑さも加わって、上りきった頃にはバテた。



神社からの帰りは、行きとは違う道を通りました。
そちらもひどく狭いところがあり、
途中、前方の車が行き違いできず立ち往生しちゃってて、
私たちバックも不可能だしどうしようと、焦ったりしました。
なんとか通れてホッとした。
バスは無理だろうというくらい狭い道だったけど、
行きの道より、狭い区間が短かったので、まだマシだったかな。
本当は近くの「千畳敷」や、
棚田百選に選ばれた「東後畑棚田」にも行きたかったのだけど、
この狭すぎる道をこれ以上走りたくなかったので、あきらめました。
その後は長門まで戻ってから、南下。
途中、長門湯本温泉を通る。
「道の駅 おふく」は、ガッカリさせられる道の駅も多い中、
新しくてキレイで、お土産たくさん置いてあって、
レストランも美味しくて、良いところでした。



以上で旅行記終わり。






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巡礼者たち

巡礼者たち (新潮文庫)

巡礼者たち (新潮文庫)

カウボーイ、酒場の女主人、青果市場で働く男、さびれた村の人々、
様々な立場の人たちの、人生のひとこまを描いた短編集。
ただ淡々と人生の悲哀を描く、というものでなく、
ストーリーにめりはりがあり、人々に力強さがあるので読みやすいし、
きれいにまとめてある上手い短編だと思った。
デニー・ブラウン(十五歳)の知らなかったこと」
「花の名前と女の子の名前」
などのストーリー運びや、
「華麗なる奇術師」の展開、
「最高の妻」の構想など実に巧み。
どうしたらこういう作品が書けるのだろう。






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元乃隅稲成神社・前編

最近ちらほら、元乃隅稲成神社がいいよ、と耳にしていました。
山口のガイドブックにも表紙に載っています。
“紺碧の海に続く朱色の鳥居”・・・と。
ステキじゃないか!行ってみよう!
というわけで車を走らせました。
萩から長門まで30分くらい。
長門の町なかを通り過ぎると、峠越しの道に入ります。
それを下ると、南北を山々に挟まれた、平らな土地に出ます。
ここで私たち、道が分からなくなってしまいました。
この道をどこかで北へ曲がれば良いのは分かっているのだけど、
どこで曲がるのか分からない。
あたりは田畑と空き地とぽつぽつ民家があるだけ。
線路は通っている。ぽつんとコンビニ。
それ以外の目印も、分かりやすい案内板もない。
(分かりにくい案内板ならある)
なぜかその日の朝、急にカーナビが故障。
手元にある地図は、小さな道までは分からない。
スマホの地図を見てもよく分からない。
なんせ目印になるものがないのだから。



車でうろうろしながら、相方と侃々諤々、
イライラしてお互いケンカモードになった頃・・・
ふと、道の向こうに、こののどかな田園風景とは明らかに異質な、、
大きな観光バスが一台。
ゆっくりと北へ向かう道へ曲がっていく・・・
私と相方、
声をそろえて、
「あれだァァァァ!!!」
と叫び、一目散にバスの後を追いました。



バスは細い道をぐんぐん上っていく。
地図にナントカ峠と書いてあったので、山を越えるのだろうとは思ってましたが、
それにしても狭くて、両側に木々が生い茂る、
めったに見ないほどのすごい山道。
前方が薄暗くなっているので、トンネルかと思ったら、
生い茂る木々がかぶさってトンネル状になり、暗くなっているのでした。
どんだけ植物の勢いが盛んなのか。
そして、バスにはとても不可能と思われるような狭い狭い道を、
観光バスは勝手知ったる顔でぐんぐん進む。
ふと気づくと、後ろにも車がついてきている。
ようやく下りになったものの、狭く木が生い茂る道は変わらない。
目的地が近づくにつれ、神社からの帰り道なのだろう、
向こうから車がやってくるようになった。
しかし、狭くて待機場所もほとんどない道なので、
すれ違い(広島弁だと離合)が非常に難しい。
相手がバスだからよけいに。
「本当に着くのか。帰り道は大丈夫なのか」
不安を抱えつつ、ようやく元乃隅稲成神社に到着すると、
目の前にはこんな眺望が!

続きます。






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