〜〜最終章・秋モミジつわものどもが夢の跡〜〜
パレードが去ると、群集は一斉に動きだしました。
「少し早い紅葉」とテレビなどで表現された、31万3千人の人々。
それが一気に、繁華街中心部などへ大移動を始めました。
歩行者天国ではないところも、人びとは群れをなして歩き、
車が身動きとれなくなっています。
私たちも繁華街中心部目指して歩きました。
途中、平和公園を横切りました。
気温は高く、まぶしい日が降り注ぎます。
木々の向こうを歩く赤い群集は、強い日光でぼんやりかすんでいます。
目をこらすと原爆死没者慰霊碑が見えました。
（オバマさんが献花したところです）
その傍をそぞろ歩く、熱心にスポーツを応援する人たち。
平和だからこそ。
その後、最後の戦場が待っていました。
ランチの戦いです。
繁華街中心部へ11時頃着いた私たち。
疲れたからもう昼を食べようと、目に付いた飲食店にすぐ入ったのですが、
大正解でした。
あっという間に店内は赤いユニフォームで埋まり、
あっという間に外には赤いユニフォームの行列ができました。
まだ11時過ぎ。
そりゃあそうか。
31万3千人のすべてとは言わないがかなりの人数が、一斉にランチタイムを迎えるのだから。
そりゃ大混雑するのが当然です。
私たちはパレード出発地点に近かったから、撤退も早く、
早めに飲食店に入ることができたけど、
出発地点から遠かった人たちは、撤退が遅かったから、
繁華街中心部に来てみたら、赤い先客でどこも埋まっててビックリ、な状態であったろう。
食後、買い物をしたのですが、
どこもかしこもユニフォームを着たファンだらけ。
試合直後でもない普通の街角に、これほどユニフォームがあふれるのは、
いくら広島でも考えられない。
なかなか珍しい光景でした。
パレードの後、12時過ぎからは、球場で「優勝報告会」があったのだけど、
私たちは抽選に外れたので行かれず。
帰宅後、中継を録画したものを見ました。
いやはや、とても疲れたけど愉快な一日でした。
一生に一度かもしれないこの機会に、参加することができて光栄でした。
来年もがんばろう！
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