- 作者: 飯間浩明
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2013/04/17
- メディア: 新書
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私「予約したいんですが」
職員「タイトルは?」
私「辞書を編む、です」
職員「舟を編む、ですね?」
私「(ちょっと強い口調で)違います!」
うん。職員さんは、親切で言ってくれたのは分かってる。
強い口調で否定してごめんなさい。
でも、本のタイトルをうっかり間違いするような人に思われたくなかったんです。
前置きが長くなりましたが「辞書を編む」です。
著者は三省堂国語辞典の編纂に携わっている人。
今年末に同辞典の改訂版が刊行予定で、
本書はそれを作っていく過程の苦労話や、辞書・ことばに対する奥深い考察などを書いたものです。
非常ーーに楽しく読みました。
三浦しをんの「舟を編む」と、直接の関係はないけど、でも明らかにつながっていて(出版社は同じ?)、
内容がさらに深まった感じ。
ことばに対し、ここまで考えながら日々を送るのって、すごーーく大変そう。
だけど私も、ことばというものが好きなほうだから、面白そうだなとも思う。
どこも印象的すぎて、あえて取りあげるならココ・・・というのも難しいので、
読んでみてくださいと言うに留めます。
辞書に対する見方が、まったく変わりました。
良い本を読んだ!