- 作者: 恩田陸
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/09/07
- メディア: 文庫
- 購入: 13人 クリック: 150回
- この商品を含むブログ (651件) を見る
それは全校生徒が丸一日かけて80キロ歩くという不思議な行事だ。
三年の貴子たちにとって、今年は最後の歩行祭。
それぞれの思いを胸に、少年少女たちは一歩一歩前へ進んでいく・・・。
おもしろかったー!!
面白い上に、作者はすごいなと。
ざっくり言ったらコレ“歩くだけ”の話ですから。
高校生が、1日目の朝から2日目の朝まで、ただ“歩くだけ”の話。
衝撃的な事件も起こらない、普通の高校生がただ“歩くだけ”の話。
それをまったく退屈させないどころか、こちらも一緒に歩いている気持ちにさせ、
どんどん先を読ませてしまう筆力がすごいなと。
青春がキラキラ輝いて、晴れやかな気持ちになれる、いい作品でした。
さすが第2回本屋大賞受賞作。
↓↓↓「広島ブログ」参加してます。一日一クリックお願いしま〜す(*´∀`)ノ