その日暮らし

精神的その日暮らし

【読書】歴史の舞台 文明のさまざま

 

 

様々な歴史や文化について、約40年前に書かれた文章を集めた本。
エッセイというのは違う気がして、なんと表現すればよいのやら。

 

まず、中国古代史好きにはなじみ深い、
匈奴などの、恐ろしくも興味をかきたてられる騎馬民族たちが登場します。
著者が西域に旅した時の体験も交えて、
遊牧・騎馬文明を時間的・空間的な広がりの中で考察します。
出てくる名詞に、いちいちワクワクする。

 

次に、戦国時代(周の後半)から秦にかけての、社会や思想について。
これもワクワクする。

 

他には古朝鮮の歴史など。
中国古代史は好きだけど、こっちは全然知らないので、
面白く読みました。

 

ただ、こないだ読んだ本でも思ったけど、
「女のヒステリー」を例えに使うのはやめてほしいね。
こんなに深く物事を考え、言葉を選ぶ方なのだから。
十把一絡げに「女のヒステリー」では、質を落とす。

 

 

 

↓↓広島ブログ、参加してます。一日一クリックお願いしま~す(^^)/
http://www.hiroshima-blog.com/wj.php?cd=01ix

クレーム半端ないって

職場でクレーム電話を取ってしまいました。
普通のクレームではなく、八つ当たりクレーマーからの電話です。
無茶な要求をしてくるやつです。
私がうっかりな一言を口にしてしまったせいで、
しつこくしつこく責め立ててくる。
担当の人に後から電話させると言っても聞かない。
とにかくしつこくしつこく責め立てる。
他の人が、これはおかしいと気づいて、
離れたところにいた担当の人を呼んでくれたので、なんとか逃げられました。

 

からして50代以上の男か?
担当の男性に代わったとたん、急に聞き分けが良くなり、あっさり話がつきました。
いるんだよな、相手が女だとナメてくるヤツ。
年齢が上の男性に多いですね。
女が下だという考え方の時代を、主に生きてきたからでしょうか。
男尊女卑主義のヤツは絶滅してしまえ!

 

帰宅後、相方に、どう対処すれば良かったのかと相談しました。
相方が言うには、
「相手の言うことを否定してはいけない」
とにかく低姿勢で、相手が間違ったことを言っても受け流す。
ただし、間違ったことの場合は、受け流すだけで、認めてはいけない。
できないことは、できないと、きっぱり断る。
その上で、相手の言うことを否定せず低姿勢で話を聞く。
すると相手も、だんだん言うことがなくなってしまう。
のだそう。

 

「ほおーーー」
さすが相方。
ジャパニーズビジネスマンだけあって、実践的な話法です。
ありがとうございます。役立てていきます。
ひたすら感謝、尊敬、しているうち、
ふと、あることに気が付いた。

 

「ねえ、キミ、そのクレーム対処の話法、私にも使ってないかい?

 

相方がすーっと表情を消し、返事をせずにおかずを口に入れる。

 

「使ってるね!?クレーム対処の話法、私にも使ってるよね!?私、クレーマー扱い!?」

 

「どのように考えられるかは、お客様次第でございます」

 

「やっぱりクレーマー扱いじゃないか!!( ゚Д゚)」

 

24時間戦えますか♪
職場と家庭で24時間・・・。
ジャパニーズビジネスマン♪

 

 

 

↓↓広島ブログ、参加してます。一日一クリックお願いしま~す(^^)/
http://www.hiroshima-blog.com/wj.php?cd=01ix

 

リアルおっさんずラブ!?

仕事帰りの相方が、開口一番、


「ヨシくん(近所の32歳イケメンパパ)に付き合ってほしいって言われた

 

私「( ゚Д゚)!?告白されたの!?リアルおっさんずラブ!?

 


実はヨシくんは自営業で、
新商品を入れたので付き合いで買ってほしいということでした。
なーんだ。ホッ・・・。
・・・って、あやつ・・・わざと誤解を招く言い方したな・・・。

 

 

 

↓↓広島ブログ、参加してます。一日一クリックお願いしま~す(^^)/
http://www.hiroshima-blog.com/wj.php?cd=01ix

読書「バッタを倒しにアフリカへ」

 

バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)

バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)

 

 「100万人の群衆の中から、この本の著者を簡単に見つけ出す方法がある。
まずは、空が真っ黒になるほどのバッタの大群を、人々に向けて飛ばしていただきたい。
人々はさぞかし血相を変えて逃げ出すことだろう。
その狂乱の中、逃げ惑う人々の反対方向へと一人駆けていく、
やけに興奮している全身緑色の男が著者である」(本文冒頭より)

 

この出だしで、ほとんどの読者の心のつかみはオッケー。
ちなみに緑色の服を着るのは、全身バッタまみれになりたいからだって!ひぃー!

 

著者はファーブルに憧れる若手研究者。
アフリカでは今でも時々、バッタの大群が突如襲ってきて、
人々の生活に深刻な影響を与えています。
そんなバッタと戦うため、著者はアフリカのモーリタニアで研究を始めるのですが、
モーリタニアの文化習慣に振り回されるわ、
バッタはなかなか姿を現さないわ、
無収入になるわと、トラブル続き。
しかし著者は、バッタのため、アフリカのため、自身の将来(就職)のため、
がむしゃらに突き進みます。

 

とても面白く読みました。
ただ、虫が嫌いな人(私のことだ)とか、
小さいものがうじゃうじゃ集合してるのが嫌いな人には、
時々キツい写真があります。
しおりで隠しながら読みましょう。

 

何もかも印象深いエピソードばかりだけど、
若手研究者の置かれた不安定な立場には驚いたね。
研究を続けるには就職先は非常に少なく、給料を得るのも至難の業。
夢を追うすばらしさを著者は語っているけど、
これ読んだら研究者になりたいとは思えんわ・・・。
それを乗り越えた勇者だけが、真の研究者になれるのか?
いやいや、それにしたって綱渡りすぎではないかと・・・。

 

あと、モーリタニアに今でも残るガバージュという恐ろしすぎる伝統の話・・・。
太っている女性の方が美しいとされるため、
女児に強制的に大量飲食させ、太らせるというもの。
どう考えても虐待だろ、これ。
政府はやめましょうと言ってるけど、なくならないらしい。
ひどいわ・・・。

 

「白眉プロジェクト」っていう名前かっこいいな。
小学校高学年から読めるそうなので(帯にそう書いてある)、
10代の人に読んでもらいたい一冊。(もちろん大人にもオススメ)

 

 

 

↓↓広島ブログ、参加してます。一日一クリックお願いしま~す(^^)/
http://www.hiroshima-blog.com/wj.php?cd=01ix

 

祖母案件

実家に行った際、祖母の写真撮影会が始まりました。
年賀状に載せる写真を撮るのです。
遠くに住んでいて会えないきょうだい親戚や、古いお友達に出す年賀状には、
最新の祖母の笑顔を見せるのが、一番の便りでしょう。
きれいな服を着て、引き立てる小物(去年は花だった)を持って、
ソファーに座ってもらいます。
撮るのは母です。
「はーい、撮りますよー」
「笑顔、笑顔!」
「ばあちゃん、あごを引いて!」
「ちょっと逆光かなあ・・・」

 

祖母「ウフフフフ・・・」

 

いろいろあれこれ撮ってから、祖母に見せます。
祖母「あらあら、おばあちゃん、あごが出てるわねえ」
私「だからさっき、あごを引けって言ったじゃん」
ダメだしが出たので、再度、撮影会。

 

「いいよー!その笑顔いいよー!」

とモデルさん扱いする時もあれば、

「はいはいはい!こっち向いて!」

それていく視線をカメラに向けるため、
カメラの後ろで手を叩く様は、
まるで子どもの撮影会・・・。

 

試行錯誤した結果、なんとか、まあまあの写真が撮れました。
「これでいいんじゃない。ばあちゃんも疲れてきてるし」
後片付けをし始めたところへ、父がやって来ました。
父「何やってるの」
私「ばあちゃんの年賀状撮影会」
父「そこじゃあ、逆光になるだろう」

 

あー・・・悪い予感・・・。

 

父は母からカメラを受け取り、祖母の座る場所を変えさせて、
(自分では移動できないので、母が抱えて移動)
あーでもないこーでもないと、カメラをいじり始めました。
あーあ、凝り始めちゃったな。
これは長くなるぞ・・・。
私は戦線離脱して、そばで新聞を読み始めました。
あーでもないこーでもない。
時間がどんどん経っていきます。
さすがに長い。

 

私「ねえ、そろそろやめようや。ばあちゃん疲れてるんじゃない」
父(返事なし)

 

また新聞に戻ります。
時間が経ちます。

 

私「ねえ、ほんまにやめようや。ばあちゃん疲れるってば」
父(返事なし)

 

突然ばあちゃん、
「フゥーーーーーッ!!」
と強く大きなため息をつく。
祖母「おばあちゃん、頑張らなくっちゃね!」

 

私「ほら!やっぱり疲れてる!」
(っていうかコレ明らかに私たちに聞かせようとしてるわざとらしいものだし!
早く終われっていう催促だよ!)

 

父(返事なし)

 

そんなこんなで、もうしばらく頑張った末、
やっと父も納得の一枚が撮れました。
祖母は疲れた顔で、部屋に戻っていきました。
来年も、元気な顔を年賀状に載せられたらいいね。

 

 

 

↓↓広島ブログ、参加してます。一日一クリックお願いしま~す(^^)/
http://www.hiroshima-blog.com/wj.php?cd=01ix