- 作者: 酒井順子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/02/09
- メディア: 単行本
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相変わらず柔らかい語り口で、しかし鋭く世相に斬りこんでいて、面白い。
全体的には、多いに、賛同&納得!!
でも唯一それはどうか?と思ったのは、
ヤワラちゃんを扱った回。
筆者やその友人達は、ヤワラちゃんのような“純朴”で“地味”な人が、
普通に異性に“欲情”して恋愛していることに不快感を感じるらしい。
竹内結子が同じことをするのは理解が及ぶが・・・と。
言わんとしていることは分からないでもない。
しかし、問題なのは、このように考える彼女ら自身は、奔放に恋愛しているという点だ。
まさか自分らの恋愛遍歴に、不快感を感じているとは思えないから、
自分たちは(容姿の面において)ヤワラちゃん側でなく、竹内結子側だと思っていることになる。
周到に筆を運ぶ筆者にしては、その点についてのフォローもないので、
(例えば、ま・自分らもヤワラちゃん側ですけど、みたいな)
ますます竹内結子側と信じているのが、明白になってくる。
それって、他の女から見れば、か・・・感じ悪っ!の一言に尽きるわけで。
上の区分けで行けば、ヤワラちゃん側に属する私としては、
この章にだけはどうしても納得がいかない。
よく筆者は、訂正も加えず本に収録したものだと思う。
・・・ま、もし自分がなれるならどちらが良いかって聞かれれば、
迷わず、竹内結子よりヤワラちゃんですけど。
あの才能と運は、常人のものではない・・・。
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