おひとりさまの老後

おひとりさまの老後

やっと読めました！



タイトルを見た祖母に、
「かもちゃんは結婚したのになぜ？」
と言われましたが、結婚したからって、これからどうなるか分からない。
離婚だって、ないとは言えないだろう。（できれば回避したいが）
無事に添いとげたって、女性の方が長生きなんだから、
老後は一人になる確率は非常に高い。
（85歳以上では女と男の比率が72対28って！！そんなに差があるの！？）
子どもがいたって、同居するか分からない。
同居したところで、老人は幸せだろうか？
途中から同居を始めた高齢者は、
最初から同居していた人や、ひとり暮らしの人より、幸福度が低いそうだ。
理由は同書を読めば、なるほど、確かに。
この本は、家庭環境に関わらず、女性全員に向けて書かれたものだ。



筆者はおそらく、今年60歳になられる。
そういう年齢だからこそ、この本の言葉は重みがある。
筆者は、一般的に当たり前と思われている考え方に、果敢に抵抗する。
孤独死の何が悪いのかという問題提起。
ピン・ピン・コロリ主義がよろしくないものだなんて、考えもしなかったけど、
言われてみれば、なるほど・・・。
フェミニズムの立場から痛烈に斬りこむ視点もあり、
目からウロコの連続でした。
まあ、あと30年後には、社会は大きく変わっているだろうから、
この本がまるごと参考になるわけじゃないけど、
それでも、ためになった！の一言。






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