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エドウィン・マルハウス

エドウィン・マルハウス―あるアメリカ作家の生と死

エドウィン・マルハウス―あるアメリカ作家の生と死

エドウィン・マルハウス
ーあるアメリカ作家の生と死(1943−1954)ジェフリー・カートライト著」

↑これがタイトル。
作者はスティーヴン・ミルハウザー。彼の処女作です。



一言で言えば、エドウィン・マルハウスという天才作家の伝記。
エドウィンの親友が綴ったという体裁で、幼年期・壮年期・晩年期に渡り、
エドウィンの人生を克明に記しています。
こう言うと、普通の伝記風小説という感じですが・・・
幼年期=0歳〜5歳
壮年期=6歳〜8歳
晩年期=9歳〜11歳
となっているのを見ると、がぜんミルハウザーの特異性が現れてきます。
11年分しか綴っていないはずなのに、このボリュームと濃密さは何だろう。
だんだん、エドウィンの年齢、彼が経てきた人生の長さを忘れてしまいます。
壮年期と言われると、ああ本当に壮年期だなあと思わされる。



奥が深い小説です。奥の深さのレベルが高くて、巻末の解説読むまで分からんかったけど。






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