その日暮らし

精神的その日暮らし

なりひらの恋

なりひらの恋

なりひらの恋

この世に
桜なんてものがなければ
春の心も
のどかなんだけどね

(本文より)





在原業平歌人として有名で、『伊勢物語』の主人公とも言われてます。
この小説は、主人公の業平が、一人称で語ったもの。
ただし小説内では、業平ではなく、なりひら。
冷めた若者風に、ちょっとバカっぽく、しかし哀しげに、なりひらは語る。
美男子でモテモテのプレイボーイなのに、本当に恋した、かの人は遠く・・・。
(あの恋の仕方はどうかと思うが・・・)
面白かったけど・・・何だかごく一握りの人間をのぞいて、誰もが苦しみばかり背負ってて、やるせなかった。





なお冒頭の歌は、業平の代表歌の現代語訳です。





世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし(本文より)






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