- 作者: 沢木耕太郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1994/04/28
- メディア: 文庫
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「香港には、光があり、影がある、と思っていた。(中略)しかし、香港で影と見えていたものも、カルカッタで数日過ごしたあとでは眩しいくらいに光り輝いて見えた」(本文より)
そんな過酷な現実に、著者は直面します。貧困、病苦、カースト・・・。
今更だけど、この本は本当に描写がうまいね。
行ったこともなく想像もできないインドの空気を、わずかでも感じられたように思えてくる。
トイレで左手だけで処置できるようになったエピソードや、
ベナレスの死体焼場の描写などが印象的でした。
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