その日暮らし

精神的その日暮らし

桃山さん・リターンズ

あの懐かしい桃山さんが帰ってきました!(大嘘)



桃山さん騒動についての過去ログ
桃山さん・その1:http://d.hatena.ne.jp/kamonegi1002/20081025/p1
その2:http://d.hatena.ne.jp/kamonegi1002/20081026/p1
その3:http://d.hatena.ne.jp/kamonegi1002/20081028/p1
その4:http://d.hatena.ne.jp/kamonegi1002/20081029/p1
ラスト:http://d.hatena.ne.jp/kamonegi1002/20081030/p1



簡単なあらすじ
2年半前にアパートに引っ越してきて、固定電話を引いたかもねぎ家。
しかしその番号はつい最近まで(?)桃山さんという別の人が使っていたもので、
その人宛ての電話が、迷惑なほどかかりまくってきたのであった。
腹のたつN☆Tの対応、私たちの取った防御策、だだもれの桃山さん個人情報、そして桃山さんは一体どこに行ったのか?
なお、桃山さんは仮名です。





去年の10月に桃山さんのことを書いた頃から、桃山さん宛ての電話はぴたりとかからなくなった。
その前の年も、冬場は途切れて春になって再びかかるようになったから、
どうせ今度もそうだろうと思ってたが、春になってもかかってこなかった。
一体桃山さんはどこに行ったのか?という問題に頭をひねっていた私たちは、
次に人の良さそうなおじいさんからでもかかってきたら、桃山さんについて尋ねてみようと思っていた。
どういう人なのか?どうして誰も、いなくなったことを知らないのか?
でも、それきりかからなくなったので、尋ねることもできなくなってしまった。
そうして春が過ぎ、夏も終わりに近づいた頃。
かかってきたのだ!



相手はおばあさんと思われる。
出たのはパンダ氏だった。



「いいええ、うちは桃山さんじゃないんです。その人は、前、この番号を使うとっちゃったんじゃけど、
今は僕らが使ってます。ええ、全然関係ないです。桃山さんていう人は知りません」



しばらく説明を繰り返してから、パンダ氏は電話を切った。



「絶対またかかってくるで」
「うん。パターンだよね」



大抵の相手は、番号を押し間違えたのだろうと思い、もう一度正しい番号を押し直してかけてくるのである。
もちろん、再び我が家にかかる。
おばあさんも当然のように、もう一度かけてきた。
次は私が出た。
やわい感じのおばあさんだったので、こちらも丁寧に喋った。



「あのう、さっきかけて来られた方ですよね。さっきも言いましたけど、うちは桃山さんじゃありません。
前は桃山さんがこの番号を使ってたようですけど、今はうちが使ってます。
桃山さんていう人は知りません。関係ないですから。桃山さんの新しい番号は知らないです」



『あらまあ、そうですか』



おばあさんは意外と物分りの良い返事をした。



『そうですか。分かりました。じゃあもう少し時間を置いてからかけ直しますけえ





ねえ・・・人の話聞いてた?





「だーかーらー、うちは桃山さんじゃないんですってば。どこの誰かも知らないんです。
今かけとっての、×××××××っていう番号は、桃山さんじゃないです。
桃山さんの番号は変わってます。私は知らないですけど」



・・・言葉を尽くして説明し、おばあさんはどうやら納得したようだった。
しかし私たちは、納得してないだろうと思った。
“時間を置いてから”再びかけてくるだろうと・・・。
電話機を手元に置いて、私たちは待ち構えた。



・・・だが今のところ、まだ、おばあさんからはかかってこない。
納得してくれたのだろうか?それとも・・・



2年半も、桃山さんの番号が変わったことを知らなかったおばあさん。
このタイミングでかけてくるなんて。
もしかして、選挙の誰それ候補者をよろしく的な電話を、あまり親しくない桃山さんにかけてきたのかなと、
勝手に推測している。






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