ヨーロッパ旅行の計画を立てている義父母に、呼ばれました。
「ちょっとネットで調べてほしいことがあるんだが」
どうやら、宿泊予定のホテルの客室備品について知りたいらしい（ドライヤーとかそういうもの）。
豪華なホテルに興味のない二人は、手頃なホテルをどこからか探し出して、
旅行社を通して予約をしている。
だからおそらく（少なくとも日本では）あまり有名ではないホテルと思われた。
ホテルの公式サイトを見れば分かると思ったのだが、そこで問題が。
義父が「このホテルなんだけど」と表示したページは、全てドイツ語。
総括的な旅行情報サイト内の、簡単なホテル説明ページと思われるが、
まったく読めないので、何が何だか分からない。
ホテル名とおぼしき単語が、ページの一番上に太字で表示されているものの、
それが本当にホテル名なのかさえ分からない。
義父もそのへんが分かってない（宿泊するのに・・・）。
しかもホテル名はドイツ語なので、「Ｏ」の上に点々がある文字とか含まれていて、
読み方も分からなければ、どうやって検索すれば良いのかも分からない。
とりあえず、ホテル名と思われる部分をコピーペーストして、検索にかけてみた。
・・・が、ドイツ語で検索したので、ヒットするのはドイツ語のページばかり。
これかな？と思う、どこかのホテルの公式サイトもあったのだが、
トップに表示されているホテル名が、まったく違う。
検索でヒットしたんだから、同じホテル（もしくは系列ホテル）なんではないかと思うが、
まったく違う名前なんだから、断定は難しい。
ドイツ語なので、サイト内の意味も分からない。
「分からない？」と督促する義父。
「せめてホテルの公式サイトとか、ホテル名の日本語（カタカナ）での読み方とか分かればいいんですけど・・・」と私。
「そうかあ」と義父。
それから長いこと、うごうご検索を続けて調べてみたのだが、どうにもらちが明かない。
「だめですね。分かりません」
ついに私はさじを投げた。
「そうか」と残念そうな義父。
「このホテルなんだけどね・・・」
と目の前に出されたのは、るるぶ（まっぷるだったかも）のホテル紹介ページ。
そこにはカタカナで書かれたホテル名と、ホテルの公式サイトのアドレスが・・・・・・・・・・
あのー・・・
さっき私が何度も呟いてた言葉、聞いてました？
うん、多分、気付かなかったんだと思う。
ガイドブックにはカタカナのホテル名と、公式サイトアドレスが書いてあるに違いないことに・・・。
そりゃ私もね、ガイドブックから探したって知ってたなら、すぐにガイドブック出してもらいましたよ・・・。
そんなこと知らんかったもん・・・。
あれだけ頑張った長い時間は、いったい何だったのだろう・・・。
ちなみに、カタカナでホテル名を検索したら、一発で情報が出てきた。日本語で。
知りたかった客室備品について、すぐに分かりました・・・。
さて、客室備品について調べている途中、義母がちょいちょい隣から覗きこんでいたのだが、
ある時、このホテルかもしれないんだけどドイツ語なんだよね・・・なページで、口コミが載っているサイトに行き着いた。
ドイツ語だけでなく英語も混じってたので、口コミだと分かったのです。
「なんかいっぱい書いてありますけど、これは客室備品についてじゃないですね。ホテルの口コミ情報みたいです」
と言ってそのページから戻ろうとすると、
「口コミ情報！？あっ、そういうの欲しい！」
と義母が興奮。
確かに口コミ情報って欲しい。その気持ちは分かる。ただその後がねえ・・・
義母「その口コミ情報見せて」
私「どうぞ」
義母「・・・・・」
私「・・・・・」
義母「・・・これ、ドイツ語と英語しかないじゃん」
私「まあ、そうでしょうねえ。日本人ツアー客が行くようなホテルじゃないですから。日本人の口コミはあんまりないでしょうね」
義母「えーっ、それじゃ困る。日本語の口コミが読みたい！読みたい！」
私「・・・・・・・・・・・」
言葉が通じないこと分かってて異国へ個人で飛びこむんだから、
それくらいの不便は我慢して下さーーいっっ
・・・その後、日本語の口コミを探したけど（探したのです）、見つからなかった。
や、別にイラッとかしてないよ。
調べるのに時間かかって疲れただけで。行くのは私じゃないし・・・。
不安の“ふ”の字もなく、ひたすらやる気と好奇心に満ちてるところが、すごいと思った。
私には絶対マネできない。
すごいとは思うけど、絶対に一緒に旅行したくはないですね。
（どうしても行くなら、絶対にプランは私が立てる！義父母の立てたプランには絶対乗りたくない・・・）
旅行はもう少し先のことになるけど、お土産楽しみにしてます☆
（いつも、お願いしたものとは全然違うものを頂いてますけどもvvv）
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