- 作者: 高橋克彦
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自分たちの土地で自分たちのささやかな生活をひっそり続けていた。
しかしその土地に黄金が産出したことで、朝廷の蝦夷に対する態度は一変する。
高圧的に武力で陸奥を従えんとする朝廷軍に対し、
蝦夷の心を守るため、若きアテルイは仲間と共に立ち上がった・・・
とても面白かった!
圧倒されるような朝廷の大軍を、山や川などの天険、気候、裏の裏をかいた策によって、
あっけないまでに敗走させる様は痛快で、ぐいぐいページを繰ってしまいます。
でも引きこまれるのは、痛快なだけだからではない。
その後に来る事態を、史実として知っているから・・・
痛快な中に覚える哀しみゆえ、ますますページを繰ってしまうのです。
地勢を調べたくて日本地図を開いたけど、詳しい地図を持ってないから分からない。
しかしもう変わってしまって分からないかなと思った地名は、結構そのまま残っていて、
大体の場所は確かめることができました。
日高見(ひたかみ)川イコール北上川なんだろうか・・・。
ある箇所に、蝦夷はもともと出雲に暮らしていたと書かれていたのですが、
そこを読んだ時、最近読んだ某小説の一部と、突然つながった。(ブログにも感想書いた本)
某小説の方のプチネタバレになるので、どれかは書けませんが、
なんとなく感動しました。
この話には多賀城も多く出てきます。
多賀城跡・・・昔一度足を運びました。
その時は日本史好きの友人が目を輝かせている隣で、ぼんやり立っていただけでしたが、
今なら私も、彼女くらい目を輝かせて歩き回るでしょう。
・・・今・・・あそこはどうなっているのだろう・・・
オススメありがとうございました♪♪♪
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