その日暮らし

精神的その日暮らし

炎立つ

炎立つ 壱 北の埋み火 (講談社文庫)

炎立つ 壱 北の埋み火 (講談社文庫)

坂上田村麻呂蝦夷の地を制圧して、長い年月が過ぎた11世紀半ば。
朝廷から蔑まれつつも、監視の目の薄れた蝦夷は、独自の繁栄を築きつつあった。
しかしそこへ再び、戦乱の兆しが現れる。
蝦夷の心を守るため、陸奥の人々は凄惨な戦に身を投じていく・・・
奥州藤原氏に到るまでの歴史、その繁栄と滅亡を描いた大河小説。




史跡巡りに行きたいです。
多賀城跡から平泉を通って北上し、鹿角まで行ってみたい!
と強く思わされた小説でした。
色々なことを考えました。
ここに詳しく書くことは憚られますが、現代まで通ずる色んなことについて、
新しい視点が示された思いです。



小説としてももちろん面白かった!
ただ、面白くてどんどん先を読みたいのに、
めちゃめちゃ長いので読んでも読んでも終わらず、途中で疲れてしまったけど・・・(苦笑)
特に印象の強かったシーンは3箇所。
冬戦(黄海の戦い?返却しちゃったから確認できず)のラストシーン。
源義家を巡る顛末の最後。
源義経のたどった運命。
ネタバレしないように書いてるので、これだけじゃ訳分からないですね。
「そう来たか!」って思ったなあ。あの決断には・・・。
ずっと熱心に読み進めてきた人こそ、あの伏線に引っかかって「そう来たか!」ってなるんじゃないかと。



知識がないため、“柵”というものが全然イメージできないのが残念だった。
城壁のない、城の原型のようなものなのかな?山城っていう感じ?
ネットで調べたら分かるかなあ?



大河ドラマ(90年代)は観たいような観たくないような。
知らない俳優が多いけど、知ってる俳優数人を見る限り、
私の抱く人物イメージと合わない気がして・・・。





最後に、先日読んだ『火怨』に引き続き、ふと思ったこと。
吉里吉里国の建国は、もしかして、これらの流れに基づいているんだろうか。
炎立つ 弐 燃える北天 (講談社文庫)

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炎立つ 参 空への炎 (講談社文庫)

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炎立つ 四 冥き稲妻 (講談社文庫)

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炎立つ 伍 光彩楽土 (講談社文庫)

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