- 作者: 三浦しをん
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2009/05/15
- メディア: 単行本
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日本にこんな場所がまだあったなんて。
危険と隣り合わせの仕事。経験したことのないほど圧倒的で美しい自然。
逃げだすことばかり考えていた俺は、いつしか身も心も神去村の住人になっていく・・・
面白かったわ〜。
林業の描写が素晴らしいです。
これだけ描きこむほど取材するって、結構な努力が要ったろうと思う。
この小説では、林業や田舎の生活について、マイナスの部分はあまり書いてない。
林業が斜陽産業と言われる以上、こんな楽しく明るいだけの職業ではないはずだけど、でも読んでて清々しくなるので、こういう書き方もいいんでないかね。
パンダ家も山持ちで(わずかですが)、昔はそれがステータスで良かったのかもしれないけど、
今は税金がかかるだけで何のトクもない。手入れする能力もない。
経済的に上手くやっていくなんて、夢のような話。
でも活用できれば、パンダ家だけでなく地域環境・経済にいい影響を与えるだろうし、
いいモデルケースができれば、日本全体の環境・経済にもプラスになるんだろうな。
ところで、書店に売られてるこの本の帯には、読書欲をそそるようなハヤオ監督の推薦文がついてて、
なんでハヤオ監督なんだろと思ってたら、読んでて一部理由が分かりました。
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