その日暮らし

精神的その日暮らし

ある小さなスズメの記録

1940年ロンドン郊外、筆者は玄関前で生まれたばかりの瀕死のスズメを見つける。
翼と足が正常でないため、親鳥に捨てられたようであった。
その日から、筆者とスズメとの、十二年に渡る同居生活が始まる。


筆者は雄スズメと対等に暮らす日々の中で、
学者でも知らなかった想像を越えるスズメの生態や可能性を目の当たりにします。
私は鳥に詳しくないので、スズメが歌を歌うことや、芸をすることが、
どれだけすごいことなのか分からないのが残念です。
ドイツ軍による空襲が日常化し、筆者の隣家が爆弾で崩れるような日々、
スズメの存在は人々の心を慰めます。
やがて戦争は終わり、スズメは老いを迎えます。
人間の認知症のような状態になったスズメはしかし、
驚くような知恵を見せて、筆者はさらに目を見張るのでした。
スズメの可愛らしさと賢さに打たれ、スズメの見方がちょっと変わる一冊です。






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