その日暮らし

精神的その日暮らし

クローディアの秘密

『クローディアの秘密』カニグズバーグ


オール5の変わりばえしない毎日にうんざりした11歳の少女クローディアは、
“お金持ち”の弟を誘って家出をすることにした。
彼女の家出は「あるところから逃げだす」のではなく、
「あるところへ逃げこむ」もの。
行き先はニューヨーク市メトロポリタン美術館
トランペット・ケースとバイオリン・ケースを持って・・・



1967年出版の児童文学です。
ってこのあらすじ、どこかで聞いたことないか?
そう、以前ここで紹介した、
みんなのうた三大トラウマソング』のひとつ「メトロポリタン美術館」です。



参考:11月30日の当ブログ↓
http://d.hatena.ne.jp/kamonegi1002/20171130/p1



どうやら「メトロポリタン美術館」はこの「クローディアの秘密」をモチーフにしてるらしい。
♪♪バイオリンのケース、トランペットのケース、トランクがわりにして、出発だ♪♪
そのまんまだーー!!
メトロポリタン美術館」の方は暗くて怖いと思う人が多いらしいが(私はそうは思わないが)、
「クローディアの秘密」は元気の良い話です。
姉と弟はしょっちゅうケンカします。
でもだんだん、お互いを理解しあっていきます。
どっちも“良い子”ではなくクセがあるところがいい。
美術館内で、いかに見つからずに生活するか。
描かれるやり方はあまりに実用的で、
この本を参考に真似する子どもが現れるんじゃないかと思うほど。
そして物語は驚きの結末へ動きだします。
おとな目線で読んでると「あっ・・・所蔵品にそんなことをっ・・・」と思ってしまいますが、
子ども目線で読んだらワクワクだろうなー。






↓↓↓「広島ブログ」参加してます。一日一クリックお願いしま〜す(*´∀`)
広島ブログ