その日暮らし

精神的その日暮らし

冷(静)と(情)熱のあいだ

底冷えのある日のこと、実家の母・祖母と共に車で親戚宅へ行きました。
帰り道、母がスーパーに買い物に寄ります。
その間、祖母には休憩スペースでコーヒーを飲みながら待っていてもらいます。
普段は母が祖母を座らせ、コーヒーを渡し、それから買い物するらしい。
その日は私がいたので、母が買い物している間に、
私が祖母を誘導して座らせてコーヒー買ってあげる係。
コーヒーは自販機のものを買うんだけど、缶のではなく、
紙コップに注いでくれる100円くらいのやつ。
祖母を座らせてから自分の財布を見ると、小銭がなく一万円札しかない。
仕方ないので祖母に出してもらうことに。



私 「ばあちゃん、私一万円札しかないけえ、コーヒー代出してくれる?」
祖母「え?(耳が遠い)」
私 「コーヒー代をね、出してくれない?」
祖母「え?」
私 「100円、出してくれない?」
祖母「え?」
私 「ひゃーくーえーんーだーしーて」
祖母「え?」
私 「いいから財布!」



耳が遠くて会話が成り立たないせいで、最後はカツアゲのように・・・。
祖母の財布から100円をもらい、コーヒーを買います。
ところが最近、こういう紙コップ式のを買っていなかった私は、
ホットとコールドを間違えてしまいました。
ざーっと氷が出てくる音で気づいたけど、すでに遅し。
底冷えの日に、氷たっぷり冷や冷やコーヒーが出てきました。
「どうしよう・・・」
祖母にこんな冷たいものを飲ませたら、体調悪くするのではないか。
試しに祖母に「冷たいコーヒーでもいい?」と尋ねると
「温かいのがいいわ」
仕方ないのでもう一杯買うことに。
でも小銭がなく一万円札しかない状況に変わりはなく・・・。
もう一度先程の会話を繰り返す。



私 「ばあちゃん、コーヒー買い間違えたけえ、もう一回買わにゃあいけんけえ、コーヒー代出してくれる?」
祖母「え?」
私 「コーヒー代をね、もう一回出してくれない?」
祖母「え?」
(中略)
私 「いいから財布!」



二度目のカツアゲ・・・。
いやカツアゲじゃないんだけど、人に聞かれたら誤解されちゃう。
今度は間違えずにホットコーヒーを購入。
ばあちゃん好みに、砂糖とミルクたっぷり。
祖母は嬉しそうに飲みます。
それにしても冷や冷やコーヒーはどうしたものか。
捨てるのはもったいないので、私が頑張って飲むことにしました。
底冷えの日に、冷たいコーヒー・・・。
真夏でもホットしか飲まない私には、一層きつい。
一口ずつ、口の中で温めながら飲んだけれども、
内臓の芯から冷えきりました。
最後まで飲むのは無理で、買い物から戻ってきた母に押し付けました。
ばあちゃん、100円無駄にしてゴメンネ!






↓↓↓「広島ブログ」参加してます。一日一クリックお願いしま〜す(*´∀`)
広島ブログ