その日暮らし

精神的その日暮らし

【読書】宝石学

 

アヒマディ博士の宝石学

アヒマディ博士の宝石学

 

 これはちょっと専門的すぎて難しくて、よう分からんかった。
でもオールカラーで、宝石や採掘現場の写真が満載なのは良かったです。
どの宝石もそれぞれ美しい。
けど写真で見るだけで美しいなあーと思うものは、
きっと恐ろしくお高いものでしょうな。

 

 

 

 

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【読書】ジュエリーの世界史

 

ジュエリーの世界史 (新潮文庫)

ジュエリーの世界史 (新潮文庫)

  • 作者:遼, 山口
  • 発売日: 2016/06/26
  • メディア: 文庫
 

 

引き続き、ジュエリーについて勉強中です。
(注:勉強するだけで買ってはおりません)
 

タイトルは「世界史」だけど、確かに歴史について書いてあるけど、
内容はばらばらしており、雑学という方が近い気がする。
知らなかったことがたくさん書いてあって面白かったです。
 
日本が世界的にも珍しく、宝飾品に縁がない民族であるとか。
(なるほど・・・言われてみればそうですね)
だから非常時に身に着けて持ち出す財産としての宝石という感覚を知らないとか。
「動乱が日常のことであった民族はみな、その生活水準から見ると明らかに分不相応な宝飾品を身に付けている」(本文より)
あー、そういうことだったのね!
 
ティファニーカルティエについての記述も知らないことばかり。
昔の権力者の宝石浪費っぷりはすさまじい。
 
それにしても、技術は進歩していくのが普通であるにも関わらず、
「宝飾品の分野では、そうではない。技術は進歩するどころか、逆に退歩しているものもある。昔ならできて、今はとてもとてもという作品が多い」(本文より)
って興味深いですね。
そんなことがあり得るのか・・・。
 
いろんな宝飾品を紹介する本なので、
もっと写真が、できればカラーで載っていたら分かりやすかったけど、
お金がかかるから難しいよね。
 
宝飾品にますます興味がわきました。買わん(買えん)けど。
 
 
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【読書】ブスの本懐

 

ブスの本懐

ブスの本懐

  • 作者:カレー沢 薫
  • 発売日: 2016/11/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 面白いから読んでみて、と貸してくれた一冊。

最近の妙齢の女性は、こういうものを読むのですなあ。
 
 
タイトルを目にするや、
あっ自分のことだと思って一歩引いてしまったわたくしですが、
「ブス」という殺傷力の高すぎる言葉を、
『避けるのではなく、必要以上に使って、最終的にブスがなんなのかさえわからなくしてしまおう』(本文より)
というとんでもない発想の、なかなか面白いエッセイ集でした。
最終的に「ブスでもいいじゃない」と優しい結論に持っていくわけでなく、
ブスのブスらしさを徹底的に叩く姿勢は、
時々グサッグサッと心臓に刺さるものはあるけど、
ジェンダー問題をさっとかすめる部分など、
そうだもっと言ってやれ!と小気味良い。
例えば、
『世の中には「ブスなんだから、せめて愛想くらい良くしろ」』(本文より)
と言ってくる奴がいるわけだが、
『ブスというのは、世間、特に男には冷遇される生き物である。なぜ、自分を虐げる者にこちらが愛想良くしなければいけないのか』(本文より)
確かにその通りである。
そして『そういう輩を一瞬で消し炭にする能力』(本文より)
こそが必要であると一刀両断!
まあ、この部分は本書の中ではだいぶおとなしい方ですがね。
 
 
書いてある内容こそキツいけど、つまるところ、
ブスたちよ、その他の女(男に媚びる奴を除く)たちよ、頑張ろうぜ!
って言いたいのは伝わった。
 
 
でもこれを人におすすめする時は気をつけようね!
美人にこの本を薦める人はいないだろうから、
「この人、私のことを自分と同レベル、またはそれ以下のブスと思ってるんだなあ」
ってバレちゃうからね!
まあ私はじゅうぶん自覚あるから、全然気にしてないけど。
 
 
 
 
 
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【読書】価値がわかる 宝石図鑑

 

価値がわかる 宝石図鑑

価値がわかる 宝石図鑑

  • 作者:諏訪 恭一
  • 発売日: 2015/12/14
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 ちょっと宝石のお勉強を。

分かりやすく書いてあるし、美しい写真もたくさんあって良かったです。

 

これ読んで宝石のイメージが変わった。
今までは、金持ちが持っててオーホホホみたいな、
高級アクセサリーというイメージで、
まあそれはもちろんそうなんだけど、
宝石って結局は、鉱物なんだなあと。
地球の熱が加わって、長い年月の間に作られた鉱物という、
こう言うのが適切か分からないけど、石っころ、岩っころに過ぎないものに、
人間が「美」を見出したことで、
その他のものと区別され「宝石」となった。
そのモノ自体は、ただ地中に埋まっていた石だか岩だかとおんなじなのに、
人間が「美」を感じるかどうかで、扱いに大きな差が出た。
宝石って、そういうものなんだなあ。
 
 
指輪だのネックレスだのでオーホホホ、という世界と、
理系の地学の世界、もしくは地質も取り上げるブラタモリの世界とは、
まったく相容れないようだけど、
実はおんなじなんだねえ。
 
 
宝石にちょっと親しみが沸きました。
 
 
 
 
 
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【読書】黄金列車

 

黄金列車

黄金列車

  • 作者:佐藤 亜紀
  • 発売日: 2019/10/31
  • メディア: 単行本
 

 書評か何かを読んだ時は、ユダヤ人の財産を守るために・・・みたいな、

ちょっと正義めいたことが書いてあり、
佐藤亜紀さんがそういうの書くかな?と思ったら、
やっぱりそうではなかった。
 
 
第二次世界大戦末期、ハンガリー
しがない役人であるバログは、列車で積荷を運ぶ仕事に従事することになる。
国有財産であるその積荷とは、ユダヤ人たちから没収した財産。
この財産の持ち主たちは、すでにこの世からいないか、収容所に送られたか・・・。
列車に乗った面々は、人間の醜悪の塊のような積荷に、嫌悪感を抱きつつも、
淡々と業務をこなしていく。
途中、様々な者が財産を狙おうとするが、役人の論理でなんとかかわして逃げる。
自分たちの身だって安全ではないのだ。
道を埋めつくす難民の群れと自分たちは、さほど変わらない。
ロシア軍はすぐそこまで来ている。
ブダペシュトはいずれ陥落するだろう。
その後の自分たちの身を守るためにも、与えられた仕事・・・
つまり国有財産を守る仕事は、きっちりこなさなければならない。
淡々と業務をこなす一方で、バログは思い出す。
妻のことを。そして、ユダヤ人の親友のことを。
 
 
相方の言葉を借りれば、歴史小説の「隙間産業」
まさにそれ。
大きな歴史がぐおんぐおんと動く陰で、こんなことがあったのだなあ。
とても面白かったです。
ただ最後の方がちょっと中途半端に感じられたのが残念だった。
 
 
なんなんだろね、あの、ユダヤ人の迫害というのは。
人間があんなことをできるというのが、恐ろしくてたまらないね。
 
 
 
 
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