- 作者: 宮下奈都
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2018/02/09
- メディア: 文庫
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やがて彼は調律師となり、先輩たちやお客さんたちに叱咤激励されながら、
美しい音を求めて、羊と鋼の深い森をさまよい始める。
時に苦しみもがき、時に感動に震えながら・・・。
ただいま映画化されて話題になってる小説ですね。
“音”の世界をいったいどうやって文章に表すのか?
そこが気になって読んでみました。
なるほどねえ〜。
見事に音が、音の美しさが、響きが、言葉を媒介にして伝わってくる。
まったく知らなかった調律の世界のアレコレが学べる点も面白いです。
タイトルが上手い。
タイトルで読者の心のかなりの割合をつかんでるんじゃなかろうか。
なんとなく、全体的に“キレイ”すぎたのが、個人的にはあまり好みじゃないけど、
好きな人はとても好きになる小説だろう。
実家のピアノを見に来た調律師さんが、
(この本を読んだ)母が何か尋ねる前から、
この本(というか映画)の話を振ってきたそうで、
あー、きっとどこに行っても同じ質問をされてるんだろうなーと思いました。
今まで調律なんて興味なかったけど、
今度、義母のグランドピアノを見に来られたら、見学させてもらおうっと。
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