その日暮らし

精神的その日暮らし

アフリカにょろり旅

筆者は東大海洋研究所に所属する研究者。
この中にある塚本教授率いる「ウナギグループ」は、
ウナギの研究で世界的に知られているそうである。
そういえばテレビで、ウナギの産卵場所について大きな発見があったと見たことがあるけど、
この方たちの成果だったのだろうか。
筆者たちは世界中のウナギを集めることにしたのだけど、
ラビアータという種類だけがどうしても手に入らない。
そこで筆者たちはラビアータを求めてアフリカに飛んだ。
主にマラウイモザンビークを舞台に、
ウナギをめぐる冒険の悲喜こもごもを、ユーモアあふれる旅日記にまとめたのが、この本。



アフリカで彼らが直面したのは、灼熱の気候、過酷な衛生環境、最貧の貧しさ。
温暖な気候と清潔な環境で無菌培養された日本人は、ひとたまりもない世界です。
いやー・・・もー・・・この衛生環境、絶対ムリ・・・。
しかし途上国慣れしている筆者たちは、たくましく動き回り、ウナギを血眼で探します。
時には危険な目にも遭う。
野良象につぶされる村。
一瞬で子どもを連れ去り湖の底に消えるワニ。
キラキラ光る湖で遊ぶ子どもたちを見ていると羨ましいけれど、
湖の水には、
「毛穴から侵入して肝臓や脳を冒す目には見えない「住血吸虫」が潜んでいる」(本文より)
ので絶対入ってはいけない、のだそうだ。
そんな虫がいるのか・・・恐ろしい・・・。
しかし昔は日本にもいたそうですよ。ひえー・・・。
他に治安や、マラリアなどの病気にも注意しなければなりません。
安全な飲み水の確保もとても大切。とにかく暑いんだから。
過酷だ、アフリカ・・・。
無菌室のような日本で、こういう旅日記をゆっくり読むのなら楽しいのだけど。






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