- 作者: 垣谷美雨
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2010/07/14
- メディア: 単行本
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25歳〜35歳の独身男女は、国が無作為で選んだ相手と見合いをしなければならず、
しかも3人断った場合はテロ撲滅隊に入らなければならないという。
そんなとんでもない法案の下、恋に人生に悩む男女たちは・・・
非人道的な法案をごり押しした“勝ち組”女性大臣に殺意を抱き、
さすがに現実にこれは無いだろうと思いつつ、
いやいや政治家ってのは本音はこれくらいやりたいのだろうと、うすら寒いものを覚える。
日本人の一般的な男女観、結婚観から考えたら、この法案は女性に著しく不利なものなので、
小説なのだと分かっていても、怒りを抑えられない。
それはともかく、話は面白いです。
この人はあの人はどうなるんだろう、と次々ページをめくってしまいます。
モテないオタク青年が出てくるんですが、
彼は女性が男性を外見で判断することに怒りを覚えるくせに、
自分も結局女性を外見で判断してしまっている。
この描き方を、そうだよなーなんだかんだ言って人間てそんなもんだよなーリアルに描いてるなーと捉えるか、
ふざけんじゃねーぞタコ!そんな歪んだ考え方じゃモテなくて当然だよ!と捉えるかは人それぞれ。
この小説、映画化しやすそうだなあ・・・。
テーマ受けそう、タイトル目を惹きそう、突飛な場面がないから撮影もやりやすそう。
龍彦役にやまだくんはどうでしょうか・・・
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