その日暮らし

精神的その日暮らし

街道をゆく 中国・蜀と雲南のみち

三国志ファンとして、「蜀」という文字にとりあえず手が伸びました。
毎度勉強になりますなあ。
雲南にも興味があるので、そちらも面白かったです。
雲南少数民族が多いところなんですが、
勝手なイメージとして、高地で寒くて暮らしにくいんだろうなあと思ってました。
ところが実は
「四時如春」
だそうで、意味は一年中春のような気候だということ。
稲作も盛んで、筆者の見解では、日本人の祖先は雲南から来ているのでは・・・!?と。
雲南のイメージが変わってきました。
一番すごいなあと思ったのが、四川の都江堰というダムの話。
なんと紀元前二世紀(!)に完成し、未だに人々の生活を潤している(!)という・・・。
なんつう時間軸だろう。





四川の料理のからさのくだりで、こんな指摘があった。
「日本では、「からい」という言葉は漠然としていて、塩からいのか唐辛子からいのか、言葉として未分化になっている。」(本文より)
ここを読んで、その通りだ!と思いました。
私は、唐辛子(ワサビ等含む)からいのは「からい」と言い、塩からいのは「塩からい」と言うんですが、
義母はどちらも「からい」としか言わない。
唐辛子からいものが苦手な私は、義母に「これは、からいよ」と言われて、
「からいなら食べるまい」と箸を伸ばさなかったりしました。
しかしある時「これは、からいよ」と言われたけど、興味本位で食べてみたら、
全然唐辛子からくなかった。
「からくないですよ」と義母に言うと「からいよ。すごく塩からい」という答えが返ってきて、
その時、義母の中では、唐辛子からいのと、塩からいのが、分けられていないと気付いたのです。
唐辛子からいのと、塩からいのは、全然別物だと思うんだけどなあ。
不便だなあ。分かりにくい。
だから上記引用のくだりに、大きくうなずいたわけです。
意外と身近にあった、言葉の面白さ。






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