新米を床置きしていると、ねずみにかじられる恐れがあります。
それを防ぐために、積まれたコメ袋のまわりに、ねずみとりをずらり並べます。
超強力な粘着シート。
写真を撮った時、ねずみはかかってませんでしたが、小さい虫の死骸がたくさんくっついてました。
うっかり粘着シートの上に止まり、動けなくなっちゃったのでしょうか。
とにかくすごい粘着力なのです。
去年のこの時期のことでした。
実家の母が、新米を買いに我が家へ来ました。
積みあげてあるコメ袋を見て「わー、すごいですね!」とフラフラ近寄り・・・
片足でねずみとりを踏みました。
「あ!」と義父。
「え!?」と母。
「それ踏んじゃダメです、ねずみとりだから!」
「えっ?えっ?わっ、取れない!」
慌てた母は、こともあろうに、もう片方の足で別のねずみとりを踏み・・・。
両足が動けなくなりました・・・。
義父母は大爆笑。
農家の人には、ねずみとりは当たり前で、まさかそれを堂々と踏む人がいるなんて、
おかしくてたまらなかったようです。
どうやっても離れないので、仕方なく母は靴を脱ぎ、私が用意したサンダルに履き替えました。
「こんなにくっついちゃって、取れるかなあ」
義父は何か特殊な溶剤で、母の靴を取り外しにかかりました。
しばらく待って、無事に母の靴は戻ってきました。
良かった良かった・・・。
・・・実は私、ねずみとりのことを知らなかったので、
母の失敗を見て内心「ひぃ〜・・・自分じゃなくてヨカッタ・・・」とドキドキしてました。
母も、もし慌てた時にうっかり転んで、手や服や髪の毛でもくっつけでもしたら、
えらいことになってましたからね、靴ですんで良かったね。
このエピソードは、農家の人には相当笑えるものだったらしく、
義父母はその後しばらく、思いだしては爆笑してました。
農家は刃物や機械がすぐ身近にあり、意外と危険がいっぱいです。
子どもなんか絶対一度は、ねずみとりにタッチしてそうだよねえ・・・。
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