その日暮らし

精神的その日暮らし

ムーミン谷の冬

ムーミン谷の冬 (講談社青い鳥文庫)

ムーミン谷の冬 (講談社青い鳥文庫)

毎年冬の間は、冬眠するムーミン一家。
しかしその冬、ムーミントロールはふと目が覚めてしまい、それ以上眠れなくなってしまう。
家族はぐっすり眠りこみ、彼はただ一人、孤独と寂しさにおののく。
冬という見知らぬ世界にとまどいつつも、彼は一人立ち向かっていく・・・



実家にあったムーミンシリーズの中で最も好きで、子どもの頃から何度も読み返した作品。
シリーズの他の作品と比べても、ストーリーがまとまっていて、イラストもなじみやすい。
孤独や疎外感がひしひし感じられるにも関わらず、温かみを失わない空気にほっとします。
フィンランドだから、緯度が高いから、冬は太陽が地平線から顔を出さないんですね。
日本の冬とは違う。
夕暮れのような状態と夜がずーーっと続くらしい。
ムーミントロールは、お日さまがなくなってしまったのだと絶望します。
夏と冬で、世界がまるきり違うものになってしまうことも含め、
日本人の私には、いまいち実感がわかないけれど、
そんな冬は辛くて厳しいであろうことはよく分かります。
そして、その冬を乗り越えた後の春が、非常に素晴らしいものであろうことも。






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