その日暮らし

精神的その日暮らし

にんじん

にんじん (岩波文庫)

にんじん (岩波文庫)

1894年に出版された作品。
主人公の少年は赤毛でそばかすだらけのため、
家族皆に「にんじん」というあだ名で呼ばれている。
陰湿に彼をいじめる母親、
母親よりはマシだが冷淡な姉と兄、
無関心な父親、
そんな家庭で、にんじんはしぶとく生きる。



もー・・・すっごい気分暗くなる。
児童虐待じゃん、これ。
母親がなぜあんなに彼をいじめるのか、
理由が書かれてない(もしくは理由なんかない?)ので、
よけい気が滅入る。
作者の苦い少年時代が反映されているそうですが・・・。
最初は読むのやめようかと思うほどでしたが、
乾いた客観的な文体と、
だんだん見えてくる、にんじんのしぶとさ・たくましさにより、
最後まで読めました。






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