幕末の暗殺を扱った話ばかりの短編集。
有名な人がたくさん出てきます。
当時は無名だけど、明治政府で権力者になった人がよく出てくる。
こうしてまとめて読むと、
自分の思想と合わないからって（もしくは合わないと思いこんで）、
安易に殺すことのなんという野蛮さよ・・・。
また、自分の信念に沿って生きた人はいいけど、
それに巻きこまれる形でひどい目にあった人たちはどうなのか。
今見つけられないのだけど、印象に残ったのは、
過激で腕の立つ者たちは先にどんどん死んでいき、
それほどでもない者たちが最終的に生き残り、明治政府を作った、
という意味の箇所です。
該当箇所が見つからんので細かい意味が違ったらすみません。
そういえば渋沢栄一への言及が少しあった。
いとこの喜作が出てくるのです。
あまり良くない描かれ方で。
去年の大河は見てないけど、大河がなかったらさっと読み飛ばしていただろう。
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