その日暮らし

精神的その日暮らし

陰陽師 飛天ノ巻

陰陽師―飛天ノ巻 (文春文庫)

陰陽師―飛天ノ巻 (文春文庫)

映画になった小説の続編なんでしょうか?
そっちは未読なんだけど、これは人に借りたので読んでみました。
陰陽師・阿倍清明と、源博雅のコンビが活躍する短編集。
こういう和風ファンタジー(?)も悪くはないなーと軽い気持ちで読みました。



本筋と関係ないところで、気になったところ。
この時代についての説明で、この頃「ふたつの大きな鬼」が現れていると。
「京の都からすれば、いずれも方角は鬼門と呼ばれる北東」
鬼のひとつは「東北の鬼アテルイ」、ひとつは「関東の鬼、平将門」。
作者は、彼らを「鬼として滅ぼし」たことを、やんわり否定的に捉えているようですが。
最近、このふたつの鬼を主人公にした小説を読んだばかりで、
そこには京の都や朝廷の横暴腐敗ぶりが描かれていたので、
この優雅なやんごとなき世界が、あの私利私欲で腐った世界と同じか・・・と複雑な気持ちに。
本筋とは全然関係ないけどね!






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