その日暮らし

精神的その日暮らし

一千一秒物語

一千一秒物語

一千一秒物語

上記の紹介文、文と画の名前が逆じゃないか。稲垣足穂が文。
とても短い掌編が約70作まとめられた同タイトルの作品に、
イラストがつけられた(ということだと思う)本です。
作家の小川洋子さんがラジオで「一千一秒物語」を紹介したので、
図書館でこれを借りたいと言ったら、イラストつきの本が出てきました。




とても独特な掌編たちです。
意味が分からん・・・良い意味で。
ネットではファンタジーと書かれていて、まあファンタジーなんだろうけど、
ピストルは頻繁に出てくるわ、すぐに撃つわ、殴ったり殴られたり。
ほとんど(すべて?)夜が舞台で、お月様や星がよく出てきます。
(で、お月様と殴りあったりする)
本当に意味が分からん・・・良い意味で。
驚くべきは、これらが大正時代に書かれたことです。
洗練された文章に、硬質で夜にキラリ煌めく世界観。
これが大正時代?
平成の作家が書いたと言われた方が納得できる。
やはり小川洋子さんがラジオで紹介した内田百ケンの短編小説に、なんとなく似てるように感じました。
あちらも古い時代の作家だった。
小川洋子さんは、こういう不思議な作風がお好きなのでしょうか?)
大正時代、侮りがたし。






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