- 作者: 須賀敦子
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 1990/12
- メディア: 単行本
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書かれたのは1980年代のようで、
舞台になっているのはさらに昔です。
普通の外国体験記とはちょっと雰囲気が違う。
とにかく主観に徹している感じというか・・・
「〜と思う」というあやふやな言い方や、あやふやな記憶が多い。
いろんな物事の書き方も、謎めいた感じがする。
例えばイタリア人の夫のこと。
情報が散発的で小出しなので、一体どういうこと?と謎を抱きながら読むことになる。
文章も、ひとつの文が長くて読みにくい。
外国体験記というより、自伝か私小説のような感じ?
これを一風変わったエッセイの味と見るかどうか、で印象が変わるのではなかろうか。
イタリアの風はじゅうぶんに香ってきました。
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