ある日、相方と、老人が鯨と格闘する小説について話をしました。
相方「モビィ・ディックが出てくる小説って『老人と海』じゃろ。ヘミングウェイの」
私 「そうそう。あ、私ちょうど持ってるわ。久しぶりに読もうかな」
そんなわけで、大昔に読んだことのある『老人と海』再読。
ところが読んでも読んでも、鯨は出てきません。
老人も弱々しく、鯨と戦えそうにない。
おかしいなあ・・・。
ググってみました。
違うじゃん・・・。モビィ・ディックが出てくるのは『白鯨』だよ・・・。
そりゃ読んでも読んでも鯨出てこんわ・・・。
老いた猟師が意地とプライドをかけて、大きな魚と格闘する話です。
明らかにね、そこまですべきじゃないと思うんだけど、
男には退けない時があるっていう感じなんでしょうか。
男性と女性では感想が異なったりするのかなあ。
舞台が、かなり昔の時代ではなく、飛行機もある時代というのが面白いですね。
文明と効率の時代と、
老人の、ある種無駄とも言える原始的な戦いとの対比・・・みたいな。
蛇足。
私 「ところでキミは本なんか読まないのに、どうしてモビィ・ディックとか知ってるの？」
相方「漫画『沈黙の艦隊』に出てきた。潜水艦をモビィ・ディックになぞらえている」
私 「漫画ってすごいな・・・」
（注：『沈黙の艦隊』1980年代～90年代に描かれた漫画。国会でも言及された有名作品。面白いけど、すごい難しくて理解しきれない）
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