その日暮らし

精神的その日暮らし

【読書】19世紀イタリア怪奇幻想短篇集

 

タイトル通り、19世紀イタリアの怪奇幻想な短篇を集めたもの。
うーん・・・小説としてはあまり面白くなかったな・・・。
19世紀イタリアでの考え方を知る上では役に立つかもしれんけど。
例えば「ファ・ゴア・ニの幽霊」。
このファ・ゴア・ニは日本人で、京都とか出てくるんだけど、
まずこの名前からして日本の名前ではない。
シヴァ神も出てくるし・・・。
アジア全体をごちゃまぜにしたイメージなんだけど、ああ、これが、
1881年の、イタリアにおける東の果てのエキゾチックな異国のイメージなんだなあと、
知る役には立つ。
「黒のビショップ」は小説の展開としてはよく出来てた方だと思うが、
黒人への差別があまりにもひどくて、当たり前のようにヘイト表現の羅列で、
それが耐え難くて読むのがしんどかった。
この考え方が、1867年では、批判されるべきものではなかったのか・・・?
そういう感じで、小説として読むには、うーん・・・でした。

 

 

 

 

↓↓広島ブログ、参加してます。一日一クリックお願いしま~す(^^)/
http://www.hiroshima-blog.com/wj.php?cd=01ix