その日暮らし

精神的その日暮らし

第三の女

第三の女 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

第三の女 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

クリスティーのポアロもの。
ある日ポアロのもとに、若い娘が訪れる。
彼女は自分が犯したかもしれない殺人について、相談に来たという。
「犯したらしい?本人にはわからないのかね?」(本文より)
彼女は詳しくは語らないまま去ってしまうが、ポアロは気になって仕方がない。
そしてだんだん、事態は危険な方向へ進む・・・



1966年の作品なんですが、作中、ビートルズグループサウンズなどについて、
かなり非難がましい言及がされており、興味深いです。
ビートルズにはまって、奇抜な格好をし、だらしない生活をする若者について、容赦ない。
当時クリスティーは70代。
作家は中立・客観的な立場で現実の事象をとらえて描くべきと思いますが、そんな配慮も見受けられず(笑)
まあ19世紀末生まれで、紳士淑女の時代を知ってるおばあさんには、さすがに受け入れられなかったんだろうなあ・・・。
ビートルズにのめりこむ若者は、当時大人から批判されたと聞いてましたが、なるほど実感。






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