その日暮らし

精神的その日暮らし

スリーピング・マーダー




最近、小説以外のものばかり読んでるので、感想文がご無沙汰気味。




アガサ・クリスティーのミス・マープルもの。
イングランドに来たばかりの新妻グレンダは、新居探しを一人で始めた。
やがてお気に入りの家を見つけ、そこに住むようになるのだが、
なぜかこの家を隅々まで知っているという感覚が抜けない。そして・・・



クリスティーの死後、出版された本作ですが、書かれたのはその数十年前。
夫や娘が困らないよう、自分の死後出版するつもりで、亡くなる数十年前に二作も長編を書き、その著作権を夫と娘に譲っていたそうな。
家族思いでもあるし、ずいぶん細かいことまで頭が回る人なんだなあと感心してしまう。
ちなみにもう一作は「カーテン」(←傑作)です。



そういうわけで、マープルがやたら元気に思われる。
出版は先だけど、書かれたのは本作より後の作品では、もう少し弱っていたような。
おばあさんが弱ってしまうと、悲しくなるので、
あそこが痛いここが悪いと言いつつ、意外と元気なマープルおばあさんの活躍は、嬉しいものです。






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