その日暮らし

精神的その日暮らし

男おひとりさま道

男おひとりさま道

男おひとりさま道

前著「おひとりさまの老後」は女性向けだった。
未婚既婚、子どもの有無に関わらず、女性は平均寿命が長いこともあって、
おひとりさまで老後を迎える可能性が高い。
その心構えや具体的な対策をレクチャーしてくれたのが前著。
今回のは男性向け。
男性だって、おひとりさまの老後を迎える可能性は十分にある。
むしろ家事能力が無かったり、仕事以外の生き方を知らなかったり、友人づきあいが苦手だったりで、
女性よりも困難な道かもしれない。
しかし筆者は再び、具体的な方策をレクチャーしてくれている。
相当な辛口ではありますが・・・。



統計に基づき、社会動向を忠実に読みとり、精神論でなく実践的なところ。
語り口の小気味良さ。例えば、一般的には“美談”と思われている事柄について、
責任放棄や、当事者でないが故ののんきさではないかとバッサリ斬るようなところ。
何より、色々マイナス要因を述べつつも、最終的には希望の光がわずかでも見えてくるところが、
この本が読まれる理由と思う。
・・・ウチの父は、うっかりおひとりさまになったりしたら、ヤバイということがよく分かりました。
セカンドライフの新しい過ごし方を見つけてもらわないといけんのう。
もう遅いかもしれんが・・・。



筆者は1948年生まれ。本文に登場する男性方は、団塊の世代かそれ以上がほとんどと思われる。
愚見ですが、私と同世代の男性方の老後は、この本で書かれた現状とはまた違ってくるように思う。
就職氷河期だの、派遣切りだので、
企業はしょせん、自分たちを取替えの容易な歯車としか見てないことが身に染みてるので、
仕事命、会社命と思う人が減ったのではないかと思うのです。
で、その他の趣味等に生き甲斐を見つける。仕事が生き甲斐でも、それだけに寄りかからない。
草食男子のような人は、異性の友人づきあいも上手いだろうし、
「弱さの情報公開」にも、親世代より抵抗がない気がする。
でもやはり、基本的にこの本に書いてあることは参考になると思う。
新聞の書評でも、30〜40代の男性に読まれてると書いてあった。
パンダ氏に読むかと尋ねたら、即却下されたけど・・・。



↓参考。
おひとりさまの老後

おひとりさまの老後







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