その日暮らし

精神的その日暮らし

私家版 日本語文法

私家版 日本語文法 (新潮文庫)

私家版 日本語文法 (新潮文庫)

吉里吉里人」を借りる時、母にセットで渡されました。
日本語の文法を分析したエッセイ。
ちょっと難しい。国語の勉強をしているような気分になるけど、切り口が面白くて、ためになります。
昭和53年〜55年に書かれたものなんですが、
当時の流行り言葉や週刊誌の目次の引用が、本編と関係なく興味深いです。
へえっ、こんな言葉が流行ってたのかあ・・・とか。
言葉は生きて動いているもので、きっちり枠にはめて定めるのは難しいという、筆者の基本理念に共感です。
レストランのウェイトレスやセールスの電話相手の言葉尻をいちいちとらえて“正しい日本語”を講釈し、自分は正しいことをしたと悦に入ってる意地悪ジジイ(新聞等で見かけます)にぜひ読ませたい一冊。