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少女・真鶴は、兄のため、自分のために、
性を偽り宦官・孫寧温と名乗って、王宮に勤めることを決意する。
男にも女にも嫉妬され、いじめられ、迫害を受け、それでも志を捨てない真鶴/寧温。
歴史は大きく動き、黒船が琉球にやってくる。
琉球王国の運命は、そして真鶴/寧温の運命はどうなってしまうのか・・・!?
面白かった!!
どこまで史実に忠実かよく分からないし、設定・展開が無理してるところもあるけど、
それらすっ飛ばすくらい面白かった!!夢中で読んだ!!
主人公はもちろん良いけど、脇役が良い味出してるなあ。
聞得大君がすごい。何度も「死ね!」って、多分誰でも思うけど。いや本当ひどい人なので。
でも個人的には、このキャラの描き方が一番すごいと思った。
好きなシーン(と言うのもアレだが)は御内原(大奥)の女同士の泥試合かな。
「うなじゃら(王妃)様のおなーりー」
や、その他の台詞が頭から離れそうにない。(読んだらこの感覚分かります)
50年後、100年後のこの国が、平和で豊かでありますように、という台詞がどこかにあった覚えがある。
どこだったか見つけられないので、引用できないのですが、
その後の琉球・・・沖縄の歴史を考えると・・・もちろん作者は分かって書いているのだろうが・・・
・・・この台詞は鋭く突き刺さってくる。
この作者って、今人気あるんでしょうか。
最近、本屋で特集組んでるのを見かけるんですが。
「テンペスト」の続編(というかスピンオフ作品?)が出たためだろうか。
デビュー作。これも面白かった。
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