- 作者: 司馬遼太郎
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2009/02/06
- メディア: 文庫
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500年もの間続いた李氏朝鮮という国が、
思想的にもたらした弊害のことが結構書いてあったなあ。
日本人と朝鮮人の同じ部分・異なる部分について色々挙げてあり、面白かったです。
異なる部分では、例えば、
中国・朝鮮では、風景を山水画として見立て、
その景観をひきしめるために何か建造物を建てる傾向があるけど、
日本は何も建てず、そのままの景観を喜ぶということとか。
同じ部分では、例えば、
言語と原始宗教というものに関する限り、
日本人と朝鮮人は、古層としての文化を共有してるということとか。(モンゴル人とかもそう)
韓国人の名前を、日本音で読むか韓国音で読むかという点について、
書いてあったことにへええっと思った。
つまり“玄”さんを“げん”さんと読むか“ヒョン”さんと読むかということですが。
筆者はどっちだって良いじゃないかというのです。
「どちらもある時期のーーーそれぞれ時期はちがうがーーー中国の音なのである」(本文より)
そこまで理由をつきつめた上で、どっちだって良いじゃないかと言い切るところがすごい。
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