- 作者: アンドリュー・カウフマン,田内志文
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2016/11/11
- メディア: 単行本
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十三日後の誕生日に自分は死ぬと言う祖母に、
ばらばらになってしまったきょうだいを集めるよう命じられた。
それぞれ不思議な力を祝福として祖母に授けられたものの、
それに苦しむきょうだいたち。
彼らの破天荒な旅が始まる。
憎んでいるのか愛しているのか、
好きなのか嫌いなのか、
似てるのか似てないのか、
よく分からないが生まれてからずっと一緒にいて、
ある意味自分のコピーのような存在・・・きょうだい。
そんなきょうだいの不思議さが、ドタバタ劇の中に書かれているのが面白かった。
ただ、物語の主眼がどこにあるのか分かりにくい。
授けられた不思議な力が存分に発揮されているわけでもなし。
旅は破天荒ではあるが、さほど読者を引きこむわけでもなし。
きょうだいたちの人生の再生がメインテーマなんだろうけど、
それなら不思議な力の存在意義が薄れてしまうような。
そのへんが物足りない小説でした。
きょうだいがいる人にオススメ。
おまけ。
2年くらい前に妹(私と似てない)に言われて傷ついた一言。
「こないだすごく疲れた時に鏡を見たら、姉ちゃんとそっくりの顔になってた」
どういう意味だコラァ!!
げに、きょうだいとは複雑な・・・・・
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