その日暮らし

精神的その日暮らし

この正月の片隅に君の名は

正月に実家へ行った際、
弟・私の相方・妹の夫が並んで座ってました。
年齢差は最大8歳あるとはいえ、見た目はほぼ同年齢。
祖母は混乱しました。
「かもちゃんの旦那さんは、こちらよね」
と妹の夫を指すのは分かるとして、
弟を指すのはどういうことか。
ついに弟(祖母からすれば、かつて同居していた孫)の顔も忘れてしまったか。
まあ、現在同居してないから、忘れるのも当然ですが。
いつも思うけど、
祖母はなぜか、正解をあえて当てようとしない向きがある。
つまり「かもちゃんの旦那さんはこちらよね」
と妹の夫・弟は指すものの、
正解である相方は、最後まで指さないのである。
「えっ・・・じゃあ、こちらの方?えっ・・・そうだったかしら?」
正解を教えても、いつまでも疑う。
クロスワードを解いていても、その他の時でも、
正解をあえて避けていると感じることが、しばしばある。
これは私の推測だが、
祖母は無意識下で、本当は正解を分かっているのだろう。
しかし認知症で自分に自信が持てないので、思い浮かんだ正解を、無意識に否定するのではないか。
勝手な推測だけれども。
そんなんだから、相方が、
「本当はボケてないのにボケたふりをして周囲を冷静に観察している説」
を唱えるのである。




私が行ったのとは別の日に、実家には親戚が10人以上まとめて来たらしい。
「ばあちゃん混乱したじゃろう」
私が母に言うと、
「うん。だから座席表作っておいた」



座席表!?



会議なんかで目にする、紙を丸めて立てる形の座席表を作り、
そこに各自の下の名前を書いておいたらしい。
私「続柄は?」
母「それは書かなかった」
おお・・・。それならやはり祖母は混乱したことであろう。
子ども・孫・各自の配偶者が、ごっちゃになったことであろう。
ひ孫は明らかに幼児だから、さすがに分かるとして。
私「てか、みんな移動するでしょ?」
母「座席表を持って移動してもらった」
それでも最終的には違う人のところに違う座席表がある事態になったらしい。
祖母はさぞかし混乱したことであろう。
でも賑やかに過ごせて、良かったね。






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