その日暮らし

精神的その日暮らし

ダロウェイ夫人

1925年に出版された、ヴァージニア・ウルフの作品です。
ダロウェイ夫人の一日を描いた話。
あちらへこちらへ、揺れ動く人間の心の機微を、
流れるような文体で、揺れ動きながら描く。
今夜パーティーを開くダロウェイ夫人。
夫、娘、旧友、昔の恋人、友人、
戦争で神経を病んだ男、その妻、
重なり合い風に揺れる木々の葉陰から、漏れ落ちる光が、
絶えず細かく振動し、ゆらめき動き続けるように、
ダロウェイ夫人と周囲の人々の姿が、現れ、動き、消えて、また現れる。
突飛な事件が起こるわけではないけど、
何かが確かに動く。そんな一日。



小説の内容とは直接関係ないけど、
作者は入水自殺されたんですね・・・。
それを頭に入れて読むと、また新たな発見があるかもしれない。



個人的には、作者が、クリスティーと同じ国で、同じ時代を生きていたことが気になる。






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